1978年4月19日生まれ、カリフォルニア州出身。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で英文学を学ぶも、演技に興味を持ち中退。『25年目のキス』(99年)で映画デビュー。テレビシリーズ『フリークス学園』(99年)で人気を博す。テレビ映画『DEAN/ディーン』(01年)でジェームス・ディーンを演じゴールデングローブ賞ミニシリーズ・テレビ映画部門賞を受賞。『スパイダーマン』3部作(02年〜07年)のハリー役で知名度が高まる。第83回アカデミー賞授賞式ではアン・ハサウェイと共に司会をつとめた。主な出演作は『SONNY ソニー』(02年)、『ミルク』(08年)、『食べて、祈って、恋をして』(10年)、『127時間』(10年)、『猿の惑星:創世記』(11年)など。
偉大な男になることを夢見ていたマジシャンが、竜巻に飛ばされて迷い込んだのは、魔法の国だった! 世界中で愛され続けてきたファンタジー「オズの魔法使い」の前日譚を描いた『オズ はじまりの戦い』 は、『スパイダーマン』3部作(02年〜07年)の鬼才サム・ライミ監督とディズニーがタッグを組んで贈るアクションファンタジーだ。
数奇な運命に導かれ、1人の男が“偉大なるオズ”になるまでを描いた本作で、主人公のオズを演じたのは、『スパイダーマン』のハリー役として知られるジェームズ・フランコ。甘いマスクで人気の彼に、映画の見どころなどを聞いた。
フランコ:ボームの原作本シリーズは子どもの頃から大好きで、何度も読んでいます。でも、今回、僕が演じたオズのキャラクターは、原作シリーズとはまったく別物だと思います。映画では、幻想的なオズの国を舞台にした冒険を通して、身勝手な男が偉大な人物へと成長していく過程に、より焦点を当てているんです。
フランコ:基本的にはとても楽しかったです。サム・ライミ監督とは旧知の仲だし、彼との仕事はいつだって最高に楽しいから。サムは、人柄がいいだけではなく、役者のアイデアを積極的に取り入れてくれるから、演じる側としてもやりがいを感じるんです。ただ、実際の撮影にはかなり時間もかかって苦労しました。作品のスケールが半端ではないので。でも、素晴らしい監督と共演者のおかげで、何とか乗り切ることができました。
フランコ:脚本では、かなりマヌケで笑えるキャラクターとして描かれていたので、そういう方向性で演じようと思いました。コメディ色を強く出すことで、他の映画化作品と一線を画することができるのではないかと思ったからです。また、僕なりの解釈でユーモアたっぷりに演じたつもりです。
フランコ:すごく大変でした! 特訓の過程で手足の指を数本なくしたくらいです。でも、役作りのためにはそれくらい仕方ありませんよね(笑)。
フランコ:コンボイが巨大ロボットに変身してデストロンと戦うド迫力のアクションシーンと、パンコット宮殿に潜入したインディが大きな玉に追われて逃げるシーン、それから……。というのは冗談で(笑)、見どころは、なんと言っても最先端の技術を駆使して作り上げたファンタスティックなオズの国だと思います。すべてのショットが息をのむほどに美しいんです。まさに究極の映像美が堪能できる作品です。もちろん、俳優陣のすばらしい演技にも注目してください(笑)。
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