『君たちはどう生きるか』『ゴジラ-1.0』もノミネート! 第96回アカデミー賞、『オッペンハイマー』が最多13部門で候補に

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『君たちはどう生きるか』
『君たちはどう生きるか』
(C) 2023 Studio Ghibli
『君たちはどう生きるか』
『オッペンハイマー』
『ゴジラ‐1.0』
『バービー』
『PERFECT DAYS』
『落下の解剖学』

アカデミー賞のノミネーションが発表、日本の3作品はそれぞれ異なる部門にノミネート

3月に決定する第96回アカデミー賞のノミネーションが23日早朝(現地時間)にロサンゼルスで発表され、クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が最多13部門で候補となった。

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今回は宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』をはじめ、『ゴジラ-1.0』『PERFECT DAYS』と日本の3作品がそれぞれ異なる部門にノミネートされている。

『ゴジラ-1.0』
(C)2023 TOHO CO., LTD.
『ゴジラ-1.0』
(C)2023 TOHO CO., LTD.

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13部門にノミネートされた『オッペンハイマー』は、太平洋戦争末期の広島と長崎に投下された原子爆弾の開発に携わった科学者ロバート・オッペンハイマーを描くもので、作品賞、監督賞、脚色賞、主演男優賞、助演男優賞、撮影賞などにノミネートされ、主要部門の最有力候補と見られている。

『オッペンハイマー』
(C) Universal Pictures. All Rights Reserved.
『オッペンハイマー』
(C) Universal Pictures. All Rights Reserved.

次いで、ヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』が11部門、マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が10部門で続いたが、同作主演のレオナルド・ディカプリオは主演男優賞ノミネートを逃した。

8ノミネートの『バービー』は作品賞、脚色賞、歌曲賞などで候補になったが、同作のプロデューサーとしても有能さを発揮したマーゴット・ロビーは主演女優賞候補に入らず、グレタ・ガーウィグ監督もまさかの落選、その代わりにアメリカ・フェレーラが助演女優賞候補となった。

『バービー』
(C) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
『バービー』
(C) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

『バービー』で人形のケンを演じて助演男優賞候補になったライアン・ゴズリングはコメントを発表し、ノミネートされた喜びを表明しつつ、「しかし、バービーなくしてケンはなく、グレタ・ガーウィグとマーゴット・ロビー、この歴史に残る世界的人気となった映画にとって最も重要な2人なくしてバービーの映画はありえません」「彼らがそれぞれの部門でノミネートされていないのは、控えめに言って残念です」と2人の貢献が評価されなかったことへの失望を隠さなかった。そしてコメントをフェレーラや候補となった『バービー』の関係者への祝福で締めた。

PERFECT DAYS』の国際長編映画部門ノミネートについて、ドイツの名匠であるヴェンダース監督は「オスカーに、映画界の巨匠、小津安二郎の祖国である日本を代表して参加できることを大変光栄に思います。『PERFECT DAYS』は小津安二郎の精神が受け継がれている作品なので、ノミネートされたことはこれ以上ない喜びです」と賞を主催する映画芸術科学アカデミーにコメントを送った。

『PERFECT DAYS』
(C) 2023 MASTER MIND Ltd.
『PERFECT DAYS』
(C) 2023 MASTER MIND Ltd.

『マエストロ:その音楽と愛と』で20世紀の指揮者で作曲家のレナード・バーンスタインを演じたブラッドリー・クーパーの特殊メイクを手がけた京都出身のカズ・ヒロもノミネートされている。

今年は俳優部門のノミネーションにサプライズが多かったが、主演女優賞、助演女優賞部門にNetflix『ナイアド 〜その決意は海を越える〜』のアネット・ベニングとジョディ・フォスターがそれぞれノミネートされたのは同業者の投票が彼女たちへの尊敬を示すようだ。

監督賞には『落下の解剖学』のジュスティーヌ・トリエがノミネートされ、唯一の女性候補となったが、この結果はまるで監督賞の女性候補は年に1人という不文律でもあるかのような不可解さは否めない。『マエストロ:その音楽と愛と』のブラッドリー・クーパーが主演男優賞候補になったものの、こちらで落選したのは、第85回で作品賞を受賞した『アルゴ』で監督賞候補にならなかったベン・アフレックを想起させる。

『落下の解剖学』
(C)2023 L.F.P. – Les Films Pelléas / Les Films de Pierre / France 2 Cinéma / Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
『落下の解剖学』
(C)2023 L.F.P. – Les Films Pelléas / Les Films de Pierre / France 2 Cinéma / Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma

オスカーの受賞結果を占う組合賞、監督組合(DGA)賞に候補入りした『The Holdovers(原題)』のアレクサンダー・ペインも落選した。

96回アカデミー賞の結果は310日(現地時間)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われる授賞式にて発表される。 

ノミネーションの一覧は以下の通り。

 

作品賞
『American Fiction(原題)』
『落下の解剖学』
『バービー』
『The Holdovers(原題)』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『マエストロ:その音楽と愛と』
『オッペンハイマー』
『パスト ライブス/再会』
『哀れなるものたち』
『関心領域』

監督賞
ジュスティーヌ・トリエ(『落下の解剖学』)
マーティン・スコセッシ(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
クリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)
ヨルゴス・ランティモス(『哀れなるものたち』)
ジョナサン・グレイザー(『関心領域』)

主演女優賞
アネット・ベニング(『ナイアド 〜その決意は海を越える〜』)
リリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
ザンドラ・ヒュラー(『落下の解剖学』)
キャリー・マリガン(『マエストロ:その音楽と愛と』)
エマ・ストーン(『哀れなるものたち』)

主演男優賞
ブラッドリー・クーパー(『マエストロ:その音楽と愛と』)
コールマン・ドミンゴ(『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』)
ポール・ジアマッティ(『The Holdovers(原題)』
キリアン・マーフィ(『オッペンハイマー』)
ジェフリー・ライト(『American Fiction(原題)』

助演女優賞
エミリー・ブラント(『オッペンハイマー』)
ダニエル・ブルックス(『カラーパープル』)
アメリカ・フェレーラ(『バービー』)
ジョディ・フォスター(『ナイアド 〜その決意は海を越える〜』)
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『The Holdovers(原題)』

助演男優賞
スターリング・K・ブラウン(『American Fiction(原題)』
ロバート・デニーロ(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
ロバート・ダウニーJr.(『オッペンハイマー』)
ライアン・ゴズリング(『バービー』)
マーク・ラファロ(『哀れなるものたち』)

脚本賞
ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ(『落下の解剖学』)
デヴィッド・ヘミングソン(『The Holdovers(原題)』
ブラッドリー・クーパー、ジョシュ・シンガー(『マエストロ:その音楽と愛と』)
サミー・バーチ(『May December(原題)』
セリーヌ・ソン(『パスト ライブス/再会』)

脚色賞
コード・ジェファーソン(『American Fiction(原題)』
グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック(『バービー』)
クリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)
トニー・マクナマラ(『哀れなるものたち』)
ジョナサン・グレイザー(『関心領域』)

撮影賞
エドワード・ラックマン(『伯爵』)
ロドリゴ・プリエト(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
マシュー・リバティーク(『マエストロ:その音楽と愛と』)
ホイテ・ヴァン・ホイテマ(『オッペンハイマー』)
ロビー・ライアン(『哀れなるものたち』)

編集賞
『落下の解剖学』
『The Holdovers(原題)』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『オッペンハイマー』
『哀れなるものたち』

美術賞
『バービー』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『ナポレオン』
『オッペンハイマー』
『哀れなるものたち』

衣装デザイン賞
『バービー』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『ナポレオン』
『オッペンハイマー』
『哀れなるものたち』

作曲賞
ローラ・カープマン(『American Fiction(原題)』)
ジョン・ウィリアムズ(『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』)
ロビー・ロバートソン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
ルドウィグ・ゴランソン(『オッペンハイマー』)
イェルスキン・フェンドリックス(『哀れなるものたち』)

主題歌賞
“The Fire Inside”(『フレーミングホット! チートス物語』)
“I’m Just Ken”(『バービー』)
“It Never Went Away”(『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』)
“Wahzhazhe (A Song For My People)”(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
“What Was I Made for?”(『バービー』)

音響賞
『ザ・クリエイター 創造者』
『マエストロ:その音楽と愛と』
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
『オッペンハイマー』
『関心領域』

メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『Golda(原題)』
『マエストロ:その音楽と愛と』
『オッペンハイマー』
『哀れなるものたち』
『雪山の絆』

視覚効果賞
『ザ・クリエイター 創造者』
『ゴジラ-1.0』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
『ナポレオン』

国際長編映画賞
『Io Capitano(イタリア)』
『PERFECT DAYS(日本)』
『雪山の絆(スペイン)』
『The Teacher’s Lounge(ドイツ)』
『関心領域(イギリス)』

長編アニメーション映画賞
『君たちはどう生きるか』
『マイ・エレメント』
『ニモーナ』
『ロボット・ドリームズ』
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

長編ドキュメンタリー映画賞
『Bobi Wine: The People’s President(原題)』
『The Eternal Memory(原題)』
『Four Daughters(原題)』
『To Kill a Tiger(原題)』
『マリウポリの20日間』

ドキュメンタリー映画賞(短編)
『The ABCs Of Book Banning(原題)』
『The Barber of Little Rock(原題)』
『Island in Between(原題)』
『The Last Repair Shop(原題)』
『Nai Nai & Wài Pó(原題)』

短編映画賞(実写)
『The After(原題)』
『Invincible(原題)』
『Knight of Fortune(原題)』
『Red, White and Blue(原題)』
『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』

短編映画賞(アニメーション)
『Letter to a Pig(原題)』
『Ninety-Five Senses(原題)』
『Our Uniform(原題)』
『Pachyderme(原題)』
『War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko(原題)』