「鹿の王」が映画化! 堤真一と竹内涼真がアニメ声優初挑戦、女性戦士で杏も登場

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鹿の王 ユナと約束の旅
(C)2021「鹿の王」製作委員会

メインキャストに堤真一、竹内涼真、杏! ベストセラー小説の映画化

シリーズ累計220万部を突破した上橋菜穂子のベストセラー小説「鹿の王」。映像化不可能と言われたこの題材に日本アニメ界のトップクリエイターが集結、『鹿の王 ユナと約束の旅』として9月10日に全国公開されることが決定した。さらに、堤真一竹内涼真が声優としてキャスティングされていることが発表された。

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堤真一は、「物語は壮大なファンタジーですが、リアルな部分もあるのでノンフィクションでもあるような内容。ヴァンはユナとの出会いで息を吹き返し、愛情や感情を取り戻して人のために生きる大切さを教えてくれるキャラクターだと思います」と、自身が担当する主人公のヴァンを紹介。かつて最強の戦士団・独角(どっかく)の頭として君臨したが、巨大帝国・東乎瑠(ツオル)に敗れ奴隷に。しかし、ひと群れの不思議な山犬たちに襲われたのをきっかけに脱走し、少女・ユナを拾う。

堤はもともと原作の世界観が好きだったがものの、実写化は難しいと想像していたと言い、初の声優に戸惑いながらも喜んで参加した。

また、アニメの声優は初挑戦という竹内涼真は、この物語のもう1人の主人公・ホッサルを担当。東乎瑠(ツオル)帝国の支配階層に名を轟かせる天才的な医術師で、謎の病・黒狼熱(ミツツァル)の治療法を探す。

竹内は、「僕の演じるホッサルは気持ちに一本筋が通っているので、何をして何を救いたいのか、その気持ちに感情移入しやすかったです。原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います」と自身も出来映えが楽しみな様子だ。

そして杏は、跡追い(あとおい)と呼ばれる狩人の中でも凄腕の女性・サエを演じる。原作の上橋とは小説「鹿の王」について対談したことがあり、作品にかける情熱やこだわりを知っていたこともあって「本当に私で良いんですか!?」と喜んだと言う。

戦闘シーンでは、実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音したという杏は、「謎の病が流行し、それに立ち向かう人々の物語です。奇しくも、今の世情とも通じる部分が多い中、ファンタジーの世界を通して、私たちへのメッセージが込められているような気がします」と感慨深く語っている。

権力闘争と謎のウィルス感染。運命に立ち向かう3人の冒険活劇

本作品は、飛鹿(ピュイカ)に跨り戦う最強の戦士団・独角(どっかく)の頭であったヴァンが、山犬に噛まれることで死に至る謎の病・黒狼熱(ミツツァル)の抗体を獲得、幼い少女ユナや天才医師・ホッサルと共に、治療法を探して旅に出る物語。

世界に広がる謎の病の背後には、想像を絶する思惑と、過酷で雄大な自然、巨大な陰謀が渦巻いていた。誰のために、何のために生きるのか? を問いかける。 

制作スタジオはProduction I.G。監督は『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の安藤雅司で、キャラクターデサイン・作画監督も務める。共同監督には『千と千尋の神隠し』で監督助手を務め、『忘念のザムド』『伏 鉄砲娘の捕物帳』で監督を務めた宮地昌幸。脚本は『ハイキュー‼』シリーズや『僕だけがいない街』の岸本卓が担当する。

鹿の王 ユナと約束の旅

『鹿の王 ユナと約束の旅』は9月10日に全国公開される。