西原理恵子の原作を映画化した『パーマネント野ばら』。この作品で母娘を演じている菅野美穂と夏木マリが5月10日にスペースFS汐留で、映画のテーマである“恋”にまつわるお悩み相談トークショーに登壇した。
[動画]『パーマネント野ばら』トークショー/菅野美穂、夏木マリ
テレビドラマ『働きマン』、映画『さくらん』に続き、今回が3度目の共演という2人。昨年9月の高知県での撮影を振り返り、夏木が「思い出深い映画になりました。菅野さんに助けていただきながら」と話すと、菅野は「とんでもないです。夏木さんがお忙しいので東京に帰られるじゃないですか。もう、寂しくて寂しくて。何度、裾を引っ張ったかわかりません」と返し、最初から息もピッタリ。
この日は女性限定のトークショーということで、会場には若い女性もいっぱい。その会場とツイッターの両方で恋の悩みを募集し、菅野と夏木がそれに答える形でトークが行われた。
まずは「女性社員が多い職場。結婚の話題が増え、婚活と称して合コンやお見合いパーティーにいそしんでいる同僚の話を聞いて焦っています。この流れに身を任せるのもありなのでしょうか?」という質問。これに夏木は「なしだと思います」ときっぱり!「婚活って言葉が、だいたい気に入らない。なぜ、活動しなくちゃいけないのって思う」と話すと、あと2年で還暦だという夏木は実体験を踏まえ、「私の場合、人生を折り返しちゃって随分経ったときにパートナーが現れた」と、“そのとき”が必ず来ることを力説。「自分1人のときは自分磨きの時間」と話し、それまでは自分を磨くことをススメていた。
一方、夏木から「1人のときは菅野さんみたいに旅行に行くのもいい」と言われた菅野は、旅行をオススメ。去年は33か国を周ったそうで、夏木から「キューバ帰り」と呼ばれると、ハハハハと笑い、「いいですよ、キューバ。音楽に溢れていて。みなさん笑顔で親切だし」と振り返る。また、司会から旅をするといろいろな出会いがあったりするのではと尋ねられると、「そうですよね。期待して行くんですけどなかなか……。飛行機の隣になる人が誰かなと、いつも気にするんですけど」と思わず本音を漏らしていた。
また、夏木は「焦るとブスになるんじゃない! やっぱり、女性のふくよかさって必要」と、ヘンに焦って、それが表情に出てしまうことを懸念。すると菅野も、「焦ってね、この映画のなかに出てくるダメな男の人たちみたいな人にはまらないように」と注意を呼びかけ、夏木も「それじゃあ目も当てられない」と応じ、会場を沸かせていた。
『パーマネント野ばら』は5月22日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。
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