累計発行部数50万部を誇る山田悠介原作のハードサスペンスを映画化する『×(ばつ)ゲーム』。この映画の製作発表記者会見が5月19日にANAインターコンチネンタルホテルで開かれ、キャストの荒木宏文(D-BOYS)、菊地あやか、仲川遥香(共にAKB48/渡り廊下走り隊)と、福田陽平監督が登壇した。
[動画]『×ゲーム』製作発表記者会見/荒木宏文、菊地あやか、仲川遥香
27歳とまだ若い福田監督は、原作が人気小説であることにプレッシャーを感じるかとの質問に「原作のプレッシャーもありますが、今旬なAKB48 vs. D-BOYSというキャストもプレッシャー(笑)。罰ゲームをさせていく話なので、僕がファンに狙われるんじゃないかと」と不安げ。それでも監督らしく胸をはり、「見た後に、ファンにも納得してもらえるような作品を作るよう、努力していきます」と答えていた。
一方、主演の荒木は今回の役作りに関して、「(演じる)大学生の小久保英明がプレイボーイな感じなので、シリアスなシーンでも柔らかく、親近感の湧くような、身近な感じのお芝居をしていきたい」と抱負を述べた。だが、演じる役と自分自身との違いも感じているようで、「僕は女性といるより男性と遊んでいる方が楽しい人。女性の輪に自ら入っていくタイプでもないし、流れ任せになる前に自分で行動を取っちゃうタイプ。いろいろと違うので、非常に困っています」と明かすと、「普通の大学生って何だっていうのをテーマに学んでいきたい」と話していた。
その荒木扮する英明の初恋の相手役を演じる仲川は、自分より年上の女性を演じることについて「大人な女性をいろいろな方から学んで撮影にのぞみたい。監督に褒められるように、一生懸命演技をしていきたい」と意欲を見せていた。
同じく実年齢より上の英明の恋人役を演じる菊地は、現場で集中する方法を聞かれ「音楽を聴いて心をリラックスさせること」と返答。「曲名はもちろん?」と司会に促されると、少し戸惑いながらも「言っていいですか? AKB48さんの曲を聴いたりしています」と、まるで他人の曲を紹介するかのように答え、司会から「まさかの“さん”づけですね」と突っ込まれ、照れ笑いを浮かべていた。
『×ゲーム』は2010年秋、全国公開される。
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