昨年解散したイギリスの国民的ロックバンド、オアシス。その日本最後のライブ「フジロック・フェスティバル09」を撮影した貴重映像の上映会が、6月17日に丸の内ピカデリー3で行われ、忽那汐里(くつな・しおり)がゲストとして登壇した。
忽那がヒロインを演じる青春音楽映画『BECK』(9月4日より全国公開)の主題歌にオアシスの「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」が使われていることから、この日の登壇につながった。
音楽が大好きという忽那は「ずっと音楽に浸っていたいくらい好きなんですけど、学校では禁止されていたりするので」と、残念そうな表情。オアシスの魅力については、「イギリスの英語の発音がとてもキレイで、絶妙なハーモニーに衝撃を受けました」。6月9日に発売されたばかりのオアシス最後のアルバム『タイム・フライズ・・・1994-2009』もチェック済みで、「最高でした」と目を輝かせた。
『BECK』では水島ヒロ扮する天才ギタリストの妹を演じた忽那。アメリカ帰りという設定だが、彼女自身もオーストラリアで育ったバイリンガルで、劇中でも流ちょうな英語を披露している。撮影については「映画で英語のお芝居をするのは初めてでした。海外育ちではあるのですが、帰国子女の感覚を思い出すのが難しかった」。水島をはじめ佐藤健、桐谷健太など男性ばかりのメインキャストのなかの紅一点だが、「撮影では、とにかく、日々、男性の音楽へのパッションにあふれている現場で、熱かったですね〜」と懐かしそうな笑顔を浮かべた。
『BECK』のクライマックスシーンも「フジロック・フェスティバル09」の会場で撮られたという。忽那は「原作のマンガでは、最後のライブで雨があがるという設定ですが、撮影中も、降っていた雨があがったんです」と明かし、「奇跡的な出来事でした」と、感動を語ってくれた。
サッカー好きでもあるそうで、先日の日本×カメルーン戦では、本田選手のゴールシーンで「ガッツポーズで叫びました」とはにかみながら語り、「(次も)がんばってほしいですね」と話していた。
最後の挨拶では「『BECK』の主題歌にオアシスさんの曲を使わせていただけることになり、とても嬉しく思います」と感慨深げに語り、「『BECK』は9月公開なので、劇場まで足を運んでいただけたら」とアピールしていた。
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