劇場公開前に、映画本編の冒頭22分間を地上波(TOKYO MX)でノーカット放送したり、主題歌をスーザン・ボイルが担当するなど、何かと話題のアニメ映画『宇宙ショーへようこそ』。この映画が6月16日に初日を迎え、新宿バルト9でオーディションで役をゲットし声優をつとめた5人の子役(黒沢ともよ、生月歩花、吉永拓斗、松元環季、鵜澤正太郎)と声優の藤原啓治、舛成孝二監督が登壇した。
『宇宙ショーへようこそ』作品紹介
[動画]『宇宙ショーへようこそ』予告編
映画上映前に行われたこの日の舞台挨拶。司会が「ネタバレしないように見どころを教えて」と話すと、この“ネタバレ”をきっちり遵守したのが、まだ幼い生月。「自然がきれいなところとか、あと、宇宙に行ってお菓子を買うとき、“誰か”が変なボタンを押しちゃって、“誰か”が変な風になっちゃうところ」と“誰か”を連発。ネタバレしないように苦心しながら話す可愛らしい姿に、会場は大受けとなった、
すると、これを受け大人の藤原が、子どもたち全員が答えた後に「みんながすごくちゃんとしたことを話してくれるので、(最後に喋る)僕は困るんですけど、後半で“まさかあんなこと”が起こるとは!?“あの人がまさか”“あんなこと”を!?」と“まさか”や“あんな”を連発し、会場を沸かせていた。
また舛成監督は、子どもの声も大人が演じることが多いアニメ作品のなかで、今回は、役と同世代の5人が声を演じていることについて聞かれると、「映画はどうしても絵空事であることがついてまわる。それをいかに、ホンモノのように感じてもらうかが大事で、そのためには主人公の子どもたちを本当の子どもにやってもらう必要があった」と話していた。
司会に、そんな監督の印象について尋ねられた松元は、1年前の収録を思い出し「いつもTシャツがオシャレで、今日はどんなTシャツを着てくるんだろうみたいな感じで、話題になっていました」と話す。これを聞いた舛成監督は、持っているTシャツの数を聞かれると、「数えたことがない」と少々照れ気味だった。
最後に「ワールドカップで日本代表が頑張っていますが?」と問われると、黒沢が、「今、日本代表が頑張っていますけど、この作品は地球代表の5人が宇宙で頑張る話なので、ワールドカップに負けないくらい、みなさん応援してください」と映画をアピールしていた。
『宇宙ショーへようこそ』は新宿バルト9ほかにて全国公開中だ。
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