『ザ・コーヴ』特にトラブルもなく、横浜で午前10時に上映スタート!

「ザ・コーヴ」より
(C) OCEANIC PRESERVATION SOCIETY. ALL RIGHTS RESERVED.
「ザ・コーヴ」より
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上映禁止を求める街宣活動などが行われ、一時は上映が危ぶまれた『ザ・コーヴ』が、本日7月3日より各劇場にて初日を迎え、横浜の上映館、横浜ニューテアトル(横浜市中区伊勢佐木町2-8-1)でも10時より上映が開始された。

[動画]『ザ・コーヴ』シンポジウム(前編)田原総一朗、崔洋一ほか『ザ・コーヴ』シンポジウム(後編)

同劇場は、上映中止を求める街宣活動がもっとも過激だった劇場の1つ。そのため、朝から劇場前に報道陣が殺到したが、街宣や抗議活動などは特になく、また場内でもトラブルなく、上映前に支配人から簡単な挨拶が行われると、これまでの経緯を知ってか、客席から拍手がわき起こった。

劇場支配人、配給会社代表からのコメントは以下の通り。

[横浜ニューテアトル 支配人 長谷川喜行]度重なる抗議の街宣活動がありましたが、お客様の安全を第一に考え、準備をした結果、本日、初日を迎えることができました。より多くの方に観ていただけましたら幸いです。

[『ザ・コーヴ』配給元:(株)アンプラグド 代表 加藤武史]映画の内容については、公開前から賛否両論がありましたが、上映自体については、様々な方々にご支援いただきました。日本での公開が実現できたこと、上映を支えていただいた皆様に感謝しております。

なお、配給会社は今回の警備について「自主警備を配置、お客様と周辺住民の皆様の安全確保に努めました。今後も状況次第で警備を継続していきます」とコメントを発表している。

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