『仮面ライダー』史上初の3D映画となった『仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』が8月7日に公開初日を迎え、坂本浩一監督と、キャストの桐山漣、菅田将暉、山本ひかる、木ノ本嶺浩、松岡充(SOPHIA)の6人が、丸の内TOEI1で舞台挨拶を行った。
『仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ』作品紹介
[動画]『仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ』予告編
初日を迎えた感想について桐山は「まぶしいというか、まばゆいというか。会場に入って、みなさんの声を生で耳にし、ついに初日を迎えたんだな」とコメント。また、仮面ライダーWのフィリップを演じた菅田は「仮面ライダーとしてここに立っているのが本当に嬉しい。まさか自分がこういう立場になると思っていなかったので」と感慨深げ。
ちょっと変わっていたのが山本。マイクと一緒にスリッパを手に持つと「今日はマイクになるスリッパで喋っていきたいと思います。みなさんこんにちは」と挨拶をしていた。一方、仮面ライダーアクセルの照井竜を演じた木ノ本は「去年の映画で最後の最後にチラッと登場したが、今年は風都(ふうと)を守る立場として出演できた。アンチヒーローとして登場したけど、やっぱりここに行き着く。Wにはない魅力がアクセルにはあると思っているので」とWの2人にライバル心を剥き出しにすると、「東映の波しぶきを見ることに、僕は感動を覚える」と話し、客席を笑わせていた。
また、1本前の監督作が『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』だった坂本監督は「ちょうど去年の今頃、2階席から『オールライダー対大ショッカー』の初日を見ていたが、まさか今年、僕がここに立つとは思っていなかった。去年は“光の国”という遠いところにいたもので(笑)」と話し、特撮ファンを湧かせていた。
そうしたなか、今回注目を浴びているのが、最凶の敵役で登場する仮面ライダーエターナルとして、人気ロックバンドSOPHIAの松岡充が出演していること。松岡は「最初に話を聞いたときは、まさか自分が仮面ライダーになれるとは思っていなかった」と振り返る。また、司会からそのときの心境を聞かれると、「遅くね?」とひとこと。「僕は今年39歳なんですけど、このタイミングで来るのは遅くねって正直思った」と語っていた。
ただ、設定を聞いていくうちに、やれると思ったという松岡は、「昭和の仮面ライダー世代として胸をはっていけると思っていたら、僕の前に吉川晃司さんという大先輩がお出になっていて、すごく心強かった。そしたら吉川さんからメール来て、『とうとうなったか』『近々メシ食おう』って。これから先はたぶん、この役はミュージシャン枠になるのでは」と、勝手に予想。すると司会が「吉川さんとの共演とか?」と切り出し、松岡も「いいですね」とノリノリ。勝手にストーリーを妄想、客席を大爆笑させていた。
『仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』は『天装戦隊ゴセイジャー エピックON THEムービー』と2本立てで、丸の内TOEI 1ほかにて全国公開中。
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