野村萬斎が『陰陽師II』以来7年ぶりとなる映画主演を果たした『のぼうの城』。この映画の製作現場会見が10月26日に京都の東映撮影所で行われ、主演の野村をはじめ、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之、平岳大が登壇した。
『のぼうの城』ヒロインの榮倉奈々、役作りが高じて戦国時代ファンに!
同作は、豊臣秀吉も攻略できなかったという武州・忍城(おしじょう)を舞台に、2万人対500人の戦いを描いた時代劇。主人公は、この城の城代・成田長親で、領民から「でくのぼう」を揶揄した「のぼう様」と呼ばれても意に介さないような男。そんな彼が、外見からは窺い知れない誇りを持ち、底知れないスケールの大きさで人心を掌握、わずか500人で豊臣勢に立ち向かっていく姿がダイナミックに描かれていく。
「のぼう様」こと成田長親を演じた野村は「原作では大男となっておりますが、私はこの様に並んでも大きくありませんので、違った形で監督やキャスト、スタッフのみなさんと撮り進めております。なので、また違う“のぼう”をご期待いただきたいと思います」と挨拶。
「のぼう様」の幼なじみで、侍大将の正木丹波守利英を演じる佐藤は「今までの時代劇という枠を超えたスペクタクル・アクション。すごく期待できる映画になっていると確信しております。ぜひ、みなさん応援お願いいたします」とスケールの大きな作品であることを語っていた。
忍城の当主・氏長の娘で、野村扮するのぼう様に一途な思いを寄せる一方、敵方の侍大将からも求愛されるヒロインの甲斐姫役を演じた榮倉もまた、「私自身、時代劇が初めてということもありますが、とにかく映画のスケールの大きさに驚かされています。特に北海道のオープンセットは東京ドーム20個分という広さで、アミューズメントパークにいるような感覚でした」とスケールの大きさを口にしていた。
この日は、のぼう様にとっては敵方となる石田三成ほか2名の新キャストも会見に加わった。
大谷吉継役を演じる山田は、「最初は北海道から入り、1人で撮影をしていて、佐藤(浩市)さんにはホテルで偶然お会いしたのですが、ほかのみなさまは昨日初めて会いました」と挨拶。長束正家役を演じる平は「今回はスケールの大きさにもあたふたしています。みなさん、兜の前に印が付いているのですが、私は、当時の永楽銭という通貨に蛇が噛みついているというアクの強い兜をかぶっているのですが、負けない様に気合を入れて頑張っております」と役柄について語っていた。
また、石田三成を演じる上地は「すごく暑かったり、寒かったり、(鎧が)重かったり、長かったり。でも、現場のスタッフやキャストが温かくて、楽しく、役者冥利につきる役なので、楽しみながらやらせていただいております」と、やりがいを感じている様子。
最後に野村は「スケールの大きい合戦シーン、CG技術が発揮される水責めなど、スケール感の大きさと同時に、人間臭さも垣間見られる映画になっていると思います。親の心も反映され、子の心もあり、恋愛関係もあり、友情もあり、人の死もあり、生きるということも描き、本当に楽しめる作品。3世代くらいで手を繋いで見に来ていただきたいなと思っておりますので、どうぞご期待いただければと思います」と映画をアピールしていた。
『のぼうの城』は2011年秋に全国東宝系にて超拡大公開される。
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