「言語道断の設定」アンジー初監督作に女性団体が再度の抗議

アンジェリーナ・ジョリー
アンジェリーナ・ジョリー

監督デビュー作の撮影を終えたアンジェリーナ・ジョリーだが、アンジー自ら手がけた脚本の内容をめぐって、戦争で被害に遭った女性の団体「WVW(Women Victims of War )」との論争はまだ終わらないようだ。

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アンジー自ら脚本も手がけた新作は、ボスニア紛争下の男女の恋愛映画。クランクイン直前に、セルビアの男性にレイプされたボスニアの女性が、その男性と恋に落ちるストーリーだという噂が流れ、「WVW」は言語道断の設定だと抗議、ボスニア政府から撮影許可が一時取り消される騒ぎが起きた。「WVW」はアンジー本人との対話を求めていたが、面会は実現しなかった。

同団体はアンジーが親善大使を務めるUNHCRに書簡を送り、「被害者に関する無知がうかがえる内容に私たちは疑問を抱かざるを得ない」として、アンジーの行動は親善大使にふさわしくないものだと訴えた。一方のアンジーは1日、ジョニー・デップとダブル主演の新作『ツーリスト』のパリ・プレミアに出席した際、異を唱えているのはごく一部の人々と話し、「国民の大半やキャスト、首相や大統領も応援してくれました」と主張しているが……。

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