北海道出身の4人組バンドGalileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)のオリジナル曲をモチーフにした、少し切ない青春映画『管制塔』。この作品が4月9日に公開初日を迎え、新宿バルト9で行われた舞台挨拶に山崎賢人、橋本愛、三木孝浩監督が登壇した。
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真冬の稚内で行われた本作の撮影。寒くなかったかと聞かれた山崎は「すごい寒くて口が固まり、セリフを噛んじゃったり、体が震えちゃったり」と結構大変だった様子。一方、橋本は「寒すぎて大丈夫でした」と話し、「寒さに慣れてしまったので、地元(熊本)に帰って、体育の授業とかは1人だけ半袖半パンで受けてました」と続け、観客を笑わせていた。
自身が演じた役については、「駈は人との関わりを閉ざしちゃって、学校でも1人だし、代わり映えのない毎日に何か起きないかなと思っていたところに“ミイ”がくる」と話す山崎。だが、用意していた次の言葉が思い出せないようで、「すみません、飛んじゃいました」と謝っていた。
一方、ミイこと瑞穂を演じた橋本は「瑞穂という役は『ムーミン』に出てくるミイって女の子のイメージ。ミイのことは知っていましたが、どういうキャラクターなのかなっていうのをまず探って、それに近づけていく作業は結構難しかったです」と語る。
これに対して三木監督は「(橋本は)最初に会ったときからミイっぽかった。瞬間瞬間で表情が変わるというか、アンニュイな表情をしていたのに、ふと振り返るとケタケタ笑ってたり」と橋本の魅力を挙げると、「キャスティングの段階では橋本さんしかいないなと思った」と絶賛。それを聞いた橋本は「褒めすぎてますよ」と照れ笑いを浮かべていた。
続いて、互いに共演した感想を聞かれると、山崎は「実際の年齢でいうと(橋本は)僕の1つ下なんですけど、すごく大人っぽくて、落ち着いていて、しっかりしていた。僕より年上なんじゃないかっていうくらい」とコメント。これに対し橋本は「最初、会ったときは『大丈夫かな』と思って」と言って山崎をズッコケさせるも、すぐに「ちゃんと話せるかなという意味で」と続け、山崎は思わず「そっちか」とつぶやき、ホッとしている様子だった。
また、最初から打ち解けられたかとの質問には、「撮影から3日後くらいに仲良くなった」と答えた橋本。きっかけはiPhoneのアプリだったそうで、「私の口癖が『なんでやねん』で、(山崎が)いろんなパターンの『なんでやねん』が聞けるアプリがあるよって教えてくれた」と話し、場内を和ませていた。
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