ラブシーン経験の少ない佐藤隆太、石原さとみにリードしてもらう!?

2011.04.11

その他の写真はこちら（14）

メインキャストの応援メッセージが書き込まれたボードを手に。左から品川ヒロシ監督、佐藤隆太、石原さとみ

お笑いコンビ・品川庄司の品川ヒロシがメガホンを取った『漫才ギャング』の大ヒット御礼舞台挨拶が、4月10日に角川シネマ新宿で行われ、品川監督とキャストの佐藤隆太、石原さとみが登壇した。

・『漫才ギャング』大ヒット御礼舞台挨拶フォトギャラリー
・［動画］『漫才ギャング』大ヒット御礼舞台挨拶

映画は、留置場で出会った2人の青年がお笑いコンビを結成し、成功を夢見て奮闘する姿を描いた青春ストーリー。相方からコンビを解消されてしまった売れない芸人を佐藤が演じ、その恋人を石原が演じている。

司会から、一緒に仕事をした感想を聞かれた3人。品川監督は、「2人ともとてもいい若者…というとオッサンくさいけど、尊敬できる役者さん。誠実だし、一緒に仕事ができて良かった」とべた褒め。

続いて佐藤が監督について話そうとすると、品川監督が「先にだいぶ褒めたからね（笑）」とプレッシャー。佐藤は「本当に現場が楽しくて、ぜひまたご一緒させていただきたい。監督の作品であれば、セリフがなくても絶対出たい」と監督の期待に応えていた。また石原と共演した感想については「さとみちゃんとは久しぶりに共演しましたが、大人の女性になったなぁと思った」と感慨深げ。恋愛がらみの役を演じた経験が少ないという佐藤は、「（ラブシーンでは）さとみちゃんにリードしていただいた」と照れ笑いを浮かべていた。

一方、石原は品川監督について「撮影中は緊張して目も合わせられなくて、あまり話さなかった」とコメント。監督も「（撮影中は）緊張してた」と振り返り、「撮影中に女優さんと話していると、『女優さんと話したくて監督してるんじゃないか』と言われるのがイヤだった（笑）」と、石原とあまり話さなかった理由を説明。ちなみに、今では石原とすっかり打ち解けたという品川監督は、「さとみちゃんも、僕の前であくびしてくれるくらいになりました（笑）」と嬉しそうに話していた。

また石原は、佐藤については「マジメなのに面白い人」と評し、思い出し笑いしながら「今日のバスのなかでもほとんどふざけてました。すっごいおもしろいです」と明かしていた。

さらに石原は、最後のほうで登場する赤ちゃんが、当時3ヵ月だった品川監督の実の子どもであると明かし、「（抱きながら）すごく緊張していました」とコメント。これについて監督は、撮影中、コンビの相方・庄司智春が、海パン姿で赤ちゃんにミルクをあげるなど世話してくれていたと話し、その様子を撮った映像が「DVDの特典に入ります！」と宣言。石原から「今から映画を上映するのに（笑）」とたしなめられていた。

映画について品川監督は、「まだちょっと大変な最中ですが、笑って日本を元気づけていってほしい。この映画がそのきっかけになれば」とコメント。佐藤も「笑って、見終わったときに前向きな力を持てる作品だと信じています。少しでも明るい気持ちになっていただければ」と話していた。