ぐっさん、期待していた仕事のオファーがなかなか来ず不安だったと告白

2011.05.26

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天才レーサーのマックィーン（右）とおんぼろレッカー車のメーター（左）／『カーズ2』より
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人気アニメ映画の続編『カーズ2』のアフレコ収録会見が、5月25日にディズニーテレビジョンで行われ、日本語吹き替え版声優をつとめる山口智充が、公開アフレコに挑んだ。

・［動画］『カーズ2』アフレコ収録会見
・『カーズ2』作品紹介

天才レーサー、マックィーンをはじめとした個性豊かな車たちの冒険を描いた本作。演じるキャラクターを頭に被ってすっかり役になりきった山口は、表情も豊かに声の演技を披露し、記者たちを映画の世界へと誘っていた。

山口は前作に続き、愛嬌たっぷりのおんぼろレッカー車・メーターの声を担当。だが、続編の情報が伝わると、周囲から「『カーズ2』が楽しみ！」と期待されていたのに、肝心のオファーはなかなか来ないので不安が募っていたことを打ち明け、「オファーが来てホッとしました」と笑顔をほころばせた。

前作から5年が経ち久々のメーター役だったせいか、アフレコでは「監督に声が高すぎると注意され、どんどん声を低くしていった」と、感覚を取り戻すのに少々時間が必要だった様子。「苦労したシーン」について聞かれると、「苦労という苦労はなかったけれど、メーターは前歯が出ているので、アフレコでも前歯を出したまま収録していたら、監督に『聞き取りにくい』と言われた」と苦笑いしていた。

また、癒し系とも言うべき存在のメーターの魅力については「真っ直ぐで素朴なところ。無邪気で自然体で、目の前のことを楽しんでいて、こういう生き方って楽しそうだなと思います」と大絶賛。役と自分との共通点について聞かれると、「今、散々、良いこと言ったので、共通点を言いにくいんですけど（笑）」と照れながらも、「今日一日を楽しもうとする部分や、目の前のことに好奇心を抱き、ワクワクしている部分に共感します」と話していた。

映画のテーマである「仲間」についての質問には、「大阪に帰れば幼稚園から一緒の仲間がいるし、仕事の仲間もいて、常に仲間に囲まれて暮らしている。意識せずに自然体でいられるような仲間がいいですね」と語っていた。

まだ映画は完成していないため、絵コンテなどを見ながらアフレコしたそうだが、山口は「あれがカラーになって3Dになったらと思うと、相当、期待しますね」と笑顔。今回の冒険は東京から始まるが、「華やかな場所もいろいろ出てきて、映像的にも相当、派手になると思います！」と期待に胸を膨らませていた。

『カーズ2』は7月30日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開される。