2001年よりテレビ東京系列で放送開始、今年アニメ化10周年を迎えた『テニスの王子様』。そのアニメ10周年記念プロジェクトとして製作された『劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』の完成披露舞台挨拶が8月14日に一ツ橋ホールで行われた。
登壇したのは、シウ役を演じたゲスト主役の大東俊介を筆頭に、皆川純子(越前リョーマの声)、置鮎龍太郎(手塚国光の声)、永井幸子(幸村精市の声)、細谷佳正(白石蔵ノ介の声)、新垣樽助(木手永四郎の声)といった声優陣と、多田俊介監督、主題歌を歌うAAAの與真司郎と伊藤千晃。登場するなりボールを客席に投げ入れるパフォーマンスでは、割れんばかりの拍手と歓声が起こっていた。
本作で声優初挑戦という大東は「本当に緊張します。というか、今もしてるんですけど。僕は小さい頃からアニメが大好きなので、声優に挑戦させていただけることはすごく楽しみだったしドキドキした」と挨拶。収録ブースに入るときには一礼もしたそうで、「子どものときから僕が見ていた作品に魂を吹き込まれる場所なんだと思うとゾクゾクした。すごく素敵な経験をさせていただきました」と振り返った。
その大東の声優ぶりについて尋ねられた皆川は「初挑戦って聞いていたけど、芝居も上手いし声もいい。劇場版を見ながら私は『シウ、カッコイイ!』って何回も普通に言ってました」とコメント。
また、AAAが歌う主題歌「I4U」については、大東が「映画を見終わって昂揚しているときにこの曲がかかると、エネルギーをもらえ元気になれる」、皆川が「見終わった後に清涼感を残してくれる爽やかな感じがイイ!」とそれぞれがベタ褒め。
これに対し與(AAA)は「いい感想を聞けて嬉しい。いつもは曲から入っていくが、今回は映画からいろいろイメージして作っていったので、歌詞や曲調などが(作品に)いろいろリンクしていると思う」と話し、伊藤(AAA)は「みなさんが見終わった後に、主題歌まで感動したと言ってもらえれば嬉しい」と話していた。
一方、アニメ化10周年の感想を聞かれた皆川は「10年って長いように感じるけど、実感としては、いつの間にかそんなに経っちゃったという感じ。リョーマは私のなかにいる子であり、隣を歩いていてくれる子なので、いつも一緒にいるけど、いつだって新鮮っていう不思議な子。みなさんとリョーマと一緒に、この先の10年も一緒にいたいと思う」と話した。
また置鮎は「正直、10年間、中学3年生を演じることになるとは思っていなかった」と話し、観客を沸かせていた。
『劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』は9月3日よりシネマサンシャイン池袋ほかにて全国公開となる。
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