汗だくの浜尾京介の目に涙！「タクミくんシリーズ」卒業で渡辺大輔も淋しげ

2011.08.21

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人気のボーイズラブ映画タクミくんシリーズ第5弾となる『タクミくんシリーズあの、晴れた青空』。この映画が8月20日に公開初日を迎え、キャストの浜尾京介、渡辺大輔、滝口幸広と横井健司監督が渋谷シアター・イメージフォーラムで舞台挨拶を行った。

・［動画］『あの、晴れた青空』初日舞台挨拶
・『あの、晴れた青空』初日舞台挨拶、その他の写真

第2弾からタクミとギイのゴールデンコンビを演じてきた浜尾京介と渡辺大輔は、今回を最後にシリーズを卒業。タクミ役の浜尾は「悔いなく演じようという思いで撮りました。本当に良い作品になったと自分でも思うし、それはみなさんの応援があったから。感謝の気持ちでいっぱいです」と挨拶。

渡辺も「思い出深い作品になりました。原作は続いていくのですが（僕たちは）最後なので、素晴らしいものを見せたいという気持ちでスタッフ・キャスト一同頑張ってきました。何回見ても楽しめる作品になっています」と語り、「淋しくなったらDVDもあるので会いに来てください」と、しっかりDVDもアピールしていた。

そんな2人を見守り続けてきた滝口は「タクミが成長していって、同時にギイも成長していく。（ギイの）様々な面が、タクミによって引き出されることが増えていったと思う。（今回は）2人が積み重ねてきたものが1シーン、1シーンに出ていると思います」と語った。

一方、横井監督は墓参りシーンの光にこだわったとコメント。「象徴的なシーンにしたかったので、撮影場所にもこだわりました」と話してから「実はすごく懐かしい場所で撮影しました」と明かし、さらに「最後の……」と核心部分に踏み込んだ発言をしそうになり、渡辺たちから慌てて止められる場面も。

その後、横井監督はしゃべり過ぎてしまったことを反省すると、「時間はかかったけれど、おかげで感動的な“光”になり、思っていた以上にいいシーンが撮れました」と満足げな表情を浮かべていた。

この日は節電モードで冷房は弱めだった劇場。その上、ファンの熱気もうずまき、場内はかなり蒸し暑いこともあって、一番若くて新陳代謝が活発な浜尾は途中から汗だく状態に。最後の挨拶で浜尾は「汗だくですみません」と詫びてから、ファンへの感謝の言葉を口にすると「卒業ということで、今までの集大成の作品になっています。ぜひ楽しんでください」とアピール。

途中、言葉につまる場面もあり、目元に手をやる浜尾を見た司会は「汗じゃなくて涙ですからね！」と念押しし笑いを誘っていた。

渡辺は「ここまで支えていただき、ありがとうございます」と述べてから「この後もタクミくんシリーズは続いていくと思うので、1ファンとして応援していくつもり。一緒にタクミくんシリーズを盛り上げていきましょう」と呼びかけていた。

また滝口は「大ちゃん（渡辺大輔）とまお（浜尾京介）、お疲れ様でした！」とゴールデンコンビをねぎらい、横井監督は「映画を作ったのは僕たちですが、作れることになったのは、みなさんがいたおかげ」と、ファンへの感謝の言葉を口にしていた。