ミラ・ジョヴォヴィッチ、『三銃士』来日会見でニコ生コメントに大はしゃぎ！

2011.10.24

その他の写真はこちら（14）

左からガブリエラ・ワイルド、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ローガン・ラーマン、ポール・W・S・アンダーソン監督

左からミラ・ジョヴォヴィッチ、溝端淳平、ローガン・ラーマン、ポール・W・S・アンダーソン監督

左からガブリエラ・ワイルド、ミラ・ジョヴォヴィッチ、溝端淳平、ローガン・ラーマン、ポール・W・S・アンダーソン監督

第24回東京国際映画祭のオープニング作品である『三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の来日記者会見が10月23日に行われ、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ローガン・ラーマン、ガブリエラ・ワイルド、ポール・W・S・アンダーソン監督、また日本語吹き替え版で声優を務めた溝端淳平が登壇。会場は六本木のニコファーレで、会見の模様はニコニコ生放送を通じてネットで生中継された。

・［動画］『三銃士』来日記者会見
・『三銃士』来日記者会見、その他の写真

ジョヴォヴィッチは自身が演じた悪女のミレディについて「ズルをしたり嘘をついたり、たまには人を殺してしまうけど、現代的な資質を持った立派な女性よ！衣装はきついコルセットとボリュームのあるスカートで、今までのアクションで一番チャレンジングだった。（衣装がきつくて）食べ物もなかなか食べられなくて、スープばかり飲んでたわ（笑）」と冗談まじりにコメント。するとジョヴォヴィッチの夫でもあるアンダーソン監督が「女性たちがあまり食事しなくてケータリングも安くすんだよ！」とジョークを返して和やかに会見はスタートした。

本作はフランスの古典的名作を大胆なアレンジを加えて3D映画化したアクション大作で、空中での飛行船同士のバトルも見どころのひとつ。それにちなんで会場を取り囲むスクリーンには空の映像が映し出される演出がなされた。ジョヴォヴィッチはこの空間についての感想を聞かれても質問を聞き逃すほど映像に見とれており、「スクリーンに見とれてしまっていたわ。信じられない。日本人のおもてなしの気持ちはいつも素晴らしい！」と感激を語った。

監督は作品の空中シーンについて「私はもともと日本のアニメや漫画の大ファンで、とても影響を受けているんだ。今回はとくに飛行船に注目してほしい。『宇宙戦艦ヤマト』とそれほどメジャーじゃないが『オーディーン光子帆船（こうしはんせん）スターライト』、この2つの日本のアニメの宇宙を飛行する船に、とってもインスパイアされたよ」と語り、日本のアニメに関する造詣の深さとこだわりを見せた。

また、本作は世界遺産のひとつであるドイツのヴュルツブルグの宮殿でもロケを敢行。美女のコンスタンスを演じたワイルドは「やはりロケーションが素晴らしかったから（現地に）入るとすぐにキャラクター作りができて役に入ることができた」とコメント。

主人公ダルタニアンを演じたラーマンは「自宅の寝室であれこれ考えて役作りするのは限界がある。現場が歴史的建造物であったりするとそれまで準備してきたことがひとつになる気がするものです。おまけに今回はカメラも毎日持ち歩いてツーリストとしても楽しむことができました」と語った。

終盤、記者からの質問が締め切られそうになると、ジョヴォヴィッチが挙手していた女性記者に質問タイムを延長して質問させてあげるという心配りを見せる一幕も。女性記者にお気に入りのシーンを聞かれ、ジョヴォヴィッチはダルタニアンと三銃士が初めて出会う広場のシーンを挙げ、「リシュリュー枢機卿の兵士たちと繰り広げる大合戦のアクションシーンがなんといっても気に入ってるわ。剣と剣がぶつかって起きる火花はリアルなものなのよ」と答えていた。

ニコ生といえば、ネットの書き込みコメントを通して一般視聴者とのコミュニケーションがとれるのも特色のひとつ。この日も会場内のスクリーンに次々と生の書き込みコメントが表示され、その中に“Logan Lerman,I Love you.”とラーマンに対しての熱いコメントを見つけてジョヴォヴィッチが大はしゃぎ！“続編期待”との書き込みについて監督は「ぜひ作りたいね！今回の作品は作ってて本当に楽しくって夢が叶ったようだったから」と続編への意気込みを口にした。

その後、日本語吹き替え版でダルタニアン役の声を担当した溝端淳平が登場。「（同監督作の）『バイオハザード』も大好きで、本作も好きな作品のひとつになった。キャストのみんなに会えてすごく嬉しい」と喜びを伝えた。

『三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は10月28日よりTOHOシネマズスカラ座ほかにて全国公開。