震災で公開延期になっていた『のぼうの城』が11月2日公開に決定! 主題歌はエレカシ
昨年9月に公開予定だったものの、水攻めのシーンがあることから、東日本大震災の津波被害などを考慮して公開を延期していた『のぼうの城』が、今年の11月2日公開となることが決定。あわせて、本作の主題歌をエレファントカシマシが担当することも発表された。
同作は、その風貌などから領民に「でくのぼう」を略した「のぼう様」と呼ばれた忍城(おしじょう)城代・成田長親が、2万人の豊臣軍に対し、わずか500人の軍勢で立ち向かう姿をダイナミックに描いた娯楽大作。原作は、第29回城戸賞を受賞した和田竜の脚本「忍ぶの城」を、和田自身が映画化を前提に執筆した作品で、『眉山』『ゼロの焦点』の犬童一心と、『ローレライ』『日本沈没』の樋口真嗣が異例の“ダブル監督”で挑む話題作。
主人公の“のぼう様”を野村萬斎が演じるほか、榮倉奈々、佐藤浩市、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之らが顔を並べる豪華キャスト陣も魅力の1つ。
主題歌についてエレカシの宮本浩次は「曲を作るにあたってまず映画を見せていただき、男たちの心象風景が細やかに鮮やかに描かれていてどんどん引き込まれてゆきました。映像の美しさ、CGの迫力、あらゆる現代的な技術を駆使して今だからこそ出来る時代劇なのだと感じました。主人公成田長親に自分の心を投影し『ズレてる方がいい』というキーワードを得、“ズレてる奴らのカッコよさ”を正面から歌い上げました。試写会でエンディングにこの曲が流れたとき、この映画の登場人物の1人に自分もなれた気がして心がふるえました」とコメント。
主演の野村は「非常にストレートなロックで、『のぼうの城』から群像劇としての、大きなパワーを受けとっていただけたのではと感動しました。時代劇とロックがコラボして、時代を超える何かが現代にフィードバックされた瞬間のようにも感じられるエンディングの歌だと思います。『ズレてる方がいい』という言葉はとても深みがあると思います。本質を見極めているからこそ、時にズレることもある、時代に流されずにズレる位に頑固に行かなきゃいけないという、主人公“成田長親”をはじめとする登場人物たちの信念を感じとって作ってくださったのだなと思い、とても嬉しいです」と話している。
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