『ベルセルク』第2弾の公開初日に監督・キャストが早くも第3弾をアピール！

2012.06.24

全世界累計3300万部を超えるベストセラーコミック「ベルセルク」。そのなかでも人気の高い＜黄金時代篇＞を3部作でアニメ映画化するプロジェクトの第2弾に当たる『ベルセルク黄金時代篇II ドルドレイ攻略』が6月23日に公開となり、新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶に、声優をつとめた岩永洋昭、櫻井孝宏、行成とあ、窪岡俊之監督が登壇した。

・好みのタイプ聞かれた吉木りさの答えに、『ベルセルク』の主人公声優たちが肩すかし

ガッツの声を担当した岩永は「劇中の100人斬りのシーンは、ガッツを象徴するような大事な場面。体力的には10000キロカロリーくらい消費したんじゃないかというくらいきついシーンでした」と振り返ると、「力強さだけでなく、一斬り一斬りのシーンのなかに、ガッツの内にある憎しみや悲しみを込められた。普段の役者の演技とは違って奥が深い。声だけでここまで表現できる声優さんは本当にすごいと尊敬の念です。パートIIIは死ぬ気で行きます！」とコメント。

グリフィスの声を演じた櫻井は「今回のグリフィスは栄光の頂点から転落への様子が劇的に描かれています。それだけ変化があって、役者として演じていてすごくやりがいがあり楽しかった」と話すと、「グリフィスが受けた衝撃は自分が客観的に見てもショックだった。パートIIは3部作のなかでも非常に重要な位置を占める作品。いろんな人に見てほしいです」と作品をアピールした。

また、キャスカの声を担当した行成は「今回はこれまでの自分の芝居以上にもっとできるかもしれない、もっとやりたいと言える現場だった。それに監督も真正面から向き合ってくれたし、よりキャスカに近づけたんじゃないかと思う。監督にはキャスカ役に決まった1年前から『パートIIIは頑張って』と言われていたので、どんな風になるのか今から楽しみでしょうがないです」と話した。

一方、窪岡監督は「パートIIは非常にバラエティに富んだシーンが集まっている。ドルドレイ攻略のシーンだけで3ヵ月くらいはかかっていて、かなりやっかいなシーンだった。ギュッと凝縮された濃い時間になったと思います」と語ると、完成作を見た原作の三浦建太郎から「下世話ですけど、エンターテインメントの基本はセックスとバイオレンスですよね」とお褒めのコメントをもらったことを明かし「パートIIIは今まさに鋭意製作中。パートI、IIに負けない映像になると思いますので楽しみにしてください」と次作のアピールも忘れていなかった。