地方の中学校を舞台にした綾辻行人原作の学園ホラーを映画化した『アナザー Another』。この作品の完成報告会見が6月27日にニコファーレで行われ山崎賢人、橋本愛、袴田吉彦、加藤あい、古澤健監督が出席した。
古澤監督は「『アナザー』はショッキングなシーン満載のホラー映画であると同時に、中学3年生の子どもたちの青春映画でもあります」と挨拶。山崎は「初めてのホラー作がこういう新しいタイプの作品で本当に良かったと思っています」と語り、橋本は「撮ってる間はあまり分からなかったけど、本編や予告編を見て、すごく怖そうで面白そうな作品だなって今、客観的に思っています」と話した。
ホラー映画が大好きだという袴田は「かなり好きなので、よくぞこの話を持って来てくれたなと。台本をいただいたときからすごいワクワクしていたのですが、撮影現場は和気あいあいとしてるので怖いことも起こらず、出来上がったのを見たら、それとギャップがあって、本当に怖くてびっくりしました」とコメント。
逆にホラーが苦手という加藤は「まさか自分がホラー映画に出演するときがくるとは思いもよらず、一大決心をしてチャレンジさせていただきました」と心境を吐露。監督からは「ホラー映画の現場は全く怖くない。実際は楽しいです」と言われたそうで、「(実際に)現場に入ると、楽しいことが多くて撮影自体は怖くなかったんですけど、出来上がった作品を見たときに、お話を知っているにも関わらず怖くて目を伏せてしまうシーンが何ヵ所かありました」と振り返っていた。
その後、報道陣から自身の恐怖体験を尋ねる質問が。橋本は「『アナザー』ではなかったんですけど、別の現場のロケで地方のホテルに泊まったときに、一定の間隔でずっと同じ音がしていて、音のする方に行ってみてもどこから音がしているのか分からず、すごく怖かったです」と告白。
同じ質問に加藤は「東京を離れて撮影に行くときは、ホテルに泊まるのもかなり怖く、1人でお風呂に入れなかったり眠れなかったりするので、マネージャーさんに付き合ってもらったりするくらい怖がり。なので、何でもないようなことでも心霊体験のように感じてしまうという特技はあるかもしれません」と話していた。
『アナザー Another』は8月4日より全国東宝系にて公開となる。
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