佐藤健、アクション練習は「高校球児と一緒」と地道な努力の積み重ねであると明かす

佐藤健
佐藤健
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佐藤健(左)と大友啓史監督(右)

シリーズ累計5700万部を突破し、テレビアニメ化もされた人気コミックを映画化した『るろうに剣心』。この映画の舞台挨拶が、大阪、東京に続き、福岡で8月16日に行われ、主演の佐藤健と大友啓史監督が登壇した。

[動画]『るろうに剣心』TVスポット(アクション編)

初めて完成作を見たときの感想を聞かれた佐藤は「大友監督ってすごいんだなって改めて思いました。NHKを辞めてフリーになられてから初めての作品なんですよね。だから、大友啓史が日本映画界に殴り込みをしに来たわけです」と述べ、大友監督から「言葉悪いから(笑)」とたしなめられると、「でも本当にすごいと思いました。こんなにすごい映画は大友監督にしか作れない。そのなかに自分がいられたことは、ものすごく幸せだと思っています」と監督の才能を絶賛。

一方、大友監督は本作最大の見どころであるアクションシーンについて「アクションの練習を始めたばかりの頃、初めて健くんと一緒に取材を受けたのですが、彼が『アクションが格好悪かったら、役者辞めます』って言ったのを、僕は隣でドキドキしながら聞いていました(笑)」と裏話を披露。「でも、それくらいの覚悟で向かってきてくれるというのは監督冥利に尽きるよねってスタッフと話していたんです」と続けた。

そんなアクションシーンについて、佐藤は「僕が(主人公の)剣心を演じさせてもらっているのに、ほかの方にアクションを任せるというのは絶対に成り立たない。それに同じ男だし、アクションのプロの方はもちろんいるけど、その人にできて俺にできないはずはないと思いました」とこだわりをみせ、そのための努力を聞かれると「特別な練習はしていません。野球の素振りを毎日やっている高校球児と一緒です。縦、横、斜め、それぞれの方向に剣を素振りする。そういう基本から始めました」と地道な努力の積み重ねであると明かした。

最後の挨拶では、「エンターテインメント作品として、海の向こう側にも伝わる作品を作ったつもり」と胸を張った大友監督。佐藤も「特別な思い入れのある作品だし、本当に代表作を呼べるものができたんじゃないかと思うので、たくさんの方に見ていただきたい」と自信をのぞかせていた。

『るろうに剣心』は8月22、23、24日より先行公開され、25日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。

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