TOHOシネマズ六本木ヒルズほか、全国267スクリーンにて上映中の『ハゲタカ』が、公開初日から18日までの13日間で累計4億8785万5250円の興収を上げ、19日中にも興収5億円を突破することが、配給元の東宝によって発表された。
『ハゲタカ』は、企業買収をテーマにした真山仁の原作小説を2007年にドラマ化し、権威ある国際番組コンクール「イタリア賞」を獲得した作品の映画版。ドラマの4年後を舞台に、日本の大手自動車メーカーが、突如、中国系ファンドに買収を仕掛けられる様子が描かれていく。
映画公開にあわせるかのように、中国の四川騰中重工機械がGMの「ハマー」ブランドを買収したり、中国の家電量販店大手・蘇寧電器が日本のラオックスへ出資するニュースが駆け巡るなど、作品世界が現実にリンクしてきていることも話題を呼んでいる。
また『ハゲタカ』は、映画のメインターゲットといわれるF1層(20〜34歳)ではなく、中高年の男性など、これまであまり映画を見ないといわれてきた層をターゲットにしている点も注目を浴びている。確実に高齢化社会を迎えている日本では、映画界もF1層にばかり頼っていられないのが現状で、邦画が好調なうちに観客層の幅を広げていこうとしているのだ。そうした動きを後押ししたのが『おくりびと』のアカデミー賞効果で、『おくりびと』同様、中高年をターゲットにした『60歳のラブレター』も約7億円のスマッシュヒットとなっている。
なお、『ハゲタカ』は関連商品の売上も好調だ。原作本『ハゲタカ』『レッドゾーン』シリーズは累計139万部を突破。ドラマのDVDボックスも累計4万セットを突破しているという。
【関連記事】
・『ハゲタカ』作品紹介
・栗山千明、『ハゲタカ』でようやく人間の役に出会えた!?
・『ハゲタカ』出演の玉山鉄二。頑張りすぎて抜け殻状態に…
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
【舞台挨拶あり】齊藤工が企画・プロデュース『大きな家』公開直前舞台挨拶付試写会に15組30名様をご招待!
応募終了: 2024.11.22 -
『型破りな教室』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.29