宮崎あおい「何度見ても鳥肌」と感動を新たに/『おおかみこどもの雨と雪』

左から大野百花、細田守監督、加部亜門、宮崎あおい、黒木華、西井幸人
左から大野百花、細田守監督、加部亜門、宮崎あおい、黒木華、西井幸人
左から大野百花、細田守監督、加部亜門、宮崎あおい、黒木華、西井幸人
『おおかみこどもの雨と雪』

今夏、公開され大ヒットしたアニメーション映画『おおかみこどもの雨と雪』のブルーレイ&DVD発売を前に、声優を担当した宮崎あおい、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門と細田守監督が囲み取材に応じた。

宮崎あおい「毎日かきまぜるのすら愛おしい」とイカの塩辛作り愛を語る

DVD特典のオーディオコメンタリー収録後の取材で、主人公のシングルマザーを演じた宮崎は「本当にいい作品で、何度見ても鳥肌が立ったり涙が出たり、感情を揺さぶられる瞬間がたくさんありました」と感動を新たにした様子。「(おおかみこどもの)雪ちゃんが(普通の人間の)草平くんに(秘密を打ち明ける)シーンがたまらなく好きです」と明かしてくれた。

その雪を演じた黒木は「絵の雪ちゃんにひっぱられる感覚で自然に演じられました」と役作りを振り返り、「DVDになったら友だちを呼んでみんなで見たい」と話していた。

また、幼年期の雪を演じた大野は「家族の絆が深まって、それが楽しいと実感できるから、みんなで雪のなかで走り合って笑い合うシーンが好きです」と話し、「雪は、顔はかわいいけど声はかわいくないよと監督に言われたので、自分の声にダミ声を入れて自分じゃない声でやってみました」と工夫を語った。

同作は観客動員数341万人、興行収入41億8000万円(2012年11月末時点)を記録。ヒットの理由について細田監督は「みなさんに寄り添うような作品を作れたからかな」と控えめに語り「コメンタリーは(制作)当時を思い出しながらいろいろと喋れたので、見ていただく方には、その場にいるような本編とは違った楽しみ方ができるので期待してください」とアピールしていた。

また宮崎も「本当にステキな作品。“おおかみこども”は現実にはない話だけど、(みんなも)共感して見ることができると思います。普段アニメーションを見ない祖母も『すごく面白かった』と言ってくれたので、小さなお子さんから年配の方まで幅広い人に見てもらいたい」と力強く語っていた。

『おおかみこどもの雨と雪』ブルーレイ&DVDは2013年2月20日に発売される。

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