ハリウッドの人気アクション映画第2弾『G.I.ジョー バック2リベンジ』の来日記者会見が5月27日にザ・リッツ・カールトン東京で行われ、悪の組織の暗殺者を演じるイ・ビョンホンとジョン・M・チュウ監督が出席した。
ライトグレーのスーツで颯爽と登場したビョンホンは、壇上でチュウ監督とガッチリ握手。前作に引き続いての出演となったが、ビョンホンは「(キャストが大きく入れ替わるなかで)人気のあるキャラクターは生き残っている。そのなかに入れて気分がいい。今回は多角的に(自分の役を)見せることができたので良かった」と笑顔を見せた。
体を使った迫力のアクションシーンも見どころで、ハードなトレーニングを行ったというビョンホン。「アクショントレーニングとウエイトトレーニングを平行して行った。1日4〜5時間トレーニングし、体作りに3ヵ月、武術に2ヵ月を費やしました」と明かした。
ハリウッドスターとしての地位を着々と築いているビョンホンだが、ハリウッドへの挑戦については「最初は緊張したけれど、こういう経験はなかなかできないと思った瞬間から楽しめるようになった」と告白。そんな彼をチョン監督も「彼はアクションで演技する俳優。腹筋も素晴らしいけれどそれだけではなく、キャラクター作りにも幅があって素晴らしい」と絶賛すると、ビョンホンは照れくさそうな笑顔を浮かべ「プロモーションで苦労するのが、お互いを褒め合うこと。ばつが悪くて恥ずかしい」と話していた。
主演はブルース・ウィリス。共演の感想を聞かれたビョンホンは「彼の撮影初日にはスタッフも緊張していたけれど、彼はみんなの緊張をほぐすためにジョークを言ったりして楽しい雰囲気を作ってくれた。大先輩の余裕を感じた」と、トップスターの気遣いを称えた。またチェン監督も「大スターが出演するアクション大作を監督することに最初は恐怖を感じていたけれど、みんな優雅で信頼感のある人ばかりでお互いを尊重しあう現場でした。とてもいいエネルギーが漂っていた」と撮影現場の様子を振り返った。
本作は全米で大ヒットを記録、すでに第3弾の制作も決定しているが、ビョンホンは次回作への期待について「女優さんと共演できたら」とニヤニヤ。「常々、(自分の役である)ストームシャドーのラブストーリーがないと思っていたので、ぜひ次回では」と願望を口にすると、チャン監督は「今週、日本の女優さんに集まってもらいミーティングをしたいですね」とジョークで応じていた。
自らの現状を「幸せ」と語るビョンホンは、今後について「ハリウッドが僕に何を期待しているのかは分からないけれど、様々な作品に出演してファンを驚かせていきたい」と笑顔を浮かべてから、「東洋の俳優が“足蹴り”だけではないことを見せていきたい」と更なる挑戦への意欲を語っていた。
『G.I.ジョー バック2リベンジ』は6月8日より全国公開される。
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