北乃きい主演作が上海映画祭コンペ部門に唯一の邦画として選出、北乃は映画祭にも参加
芥川賞作家であり長崎原爆資料館館長でもある青来有一(せいらい・ゆういち)の小説を北乃きい主演で映画化した『爆心 長崎の空』。この作品が、6月15日から開催される第16回上海国際映画祭のコンペティション部門に、日本からただ1つの作品として選出された。
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同作は、長崎を舞台に、母を亡くした子と子を亡くした母の交流を通じ、何気ない日々の大切さを描いた感動作。北乃のほか、稲森いずみ、柳楽優弥、佐野史郎ら多彩な俳優たちが出演している。
今回の選出について北乃は「喜びと感謝で胸がいっぱい」とコメント。北乃と日向寺太郎監督は映画祭にも出席する予定で、北乃は「演じることの難しさを感じた、被ばく3世という女子大生役でしたが、この映画が皆さまにどのように受け止められるか、そして初めての海外映画祭を肌で感じてきたい」と楽しみにしている様子だ。
一方、日向寺監督も「世界にとっても特別な場所である長崎の現在が、海外の方にどのように受け止められるか、今から楽しみです」とコメント。「長崎と中国は古くから深い関係を持っています。現在の長崎に生きる人々を描いたこの映画が上海国際映画祭で上映されることに、長崎の人々もきっと喜んでくれることと思います」と語った。
第16回上海国際映画祭は6月15日〜23日まで開催。また『爆心 長崎の空』は7月13日より岩波ホールにて特別プレミア上映、20日より東劇ほかにて全国公開される。
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