モスクワ国際映画祭のコンペティション部門に出品されていた真木よう子主演の『さよなら渓谷』が審査員特別賞を受賞したことがわかった。本映画祭において日本映画が同賞に輝くのは『手をつなぐ子等』以来48年ぶりの快挙となる。
同作は「パレード」「悪人」などで知られる吉田修一の原作小説を映画化したしたもので、15年前に起こったある残酷な事件の被害者と加害者が、15年の時を経て夫婦として暮らしているというショッキングな内容。2人がなぜ、一緒に暮らしているのか、その真実が描かれていく。
授賞式で大森立嗣監督は「ありがとうございます。とても嬉しいです。日本で作った小さな映画ですが、モスクワ映画祭で賞を受賞して胸をはって日本へ帰れます。モスクワのことがすごく好きになりました」とコメント。
真木は「もう本当に嬉しいです! びっくりしました。この映画はみんなが一丸となって作った作品です、その作品が評価されたのは、報われたような気持ちで本当に嬉しいです」と喜び、大西は「手ぶらで帰ることにならなくて嬉しいです! 本当に感激しております」と話した。
『さよなら渓谷』は全国公開中。
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