イライジャ・ウッドの主演作、過激な暴力描写を理由にニュージーランドで上映禁止に
日本では6月に公開されたイライジャ・ウッドの最新主演作『マニアック』が、暴力描写を理由にニュージーランドでの劇場公開が禁止になった。
イライジャが連続殺人鬼を演じる『マニアック』はニュージーランド国際映画祭での上映が決まっていたが、映画文学分類庁(Office of Flim and Literature Classification/OFLC)は同作の内容が危険過ぎるとして、劇場での一般公開を禁止を決定したと映画祭プログラム担当のアント・ティンプソン氏が発表した。
ティンプソン氏によると、OFLCの判断は、主観映像で描かれるサイコパスの主人公(イライジャ・ウッド)の行動は不快という以上に、邪悪な人物に作品を見せた場合に悪影響を与える危険性があると考えてのものだという。担当者は「個人的には、この決定には賛成できません」とコメントしている。
主観映像の描写を以て「危険」と判断するならば、リアルな暴力描写が売り物のビデオゲームをどう扱うかも問題になってくるのでは? とティンプソン氏は指摘する。『マニアック』はニュージーランド国内において映画祭で上映は可能だが、DVD発売は許可されない。
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