90歳を過ぎてから作詩を始め、今年101歳で亡くなった詩人・柴田トヨさんの半生を描いた『くじけないで』のスペシャルイベント試写会が9月9日に新宿ピカデリーで行われ、主演の八千草薫が登壇した。
・由紀さおり、101歳詩人の半生を描いた『くじけないで』で映画主題歌に初挑戦!
98歳で刊行された処女詩集「くじけないで」が200万部のベストセラーとなったトヨさんの温かな詩にのせて、その生き方を描いた本作。八千草と檀れい、芦田愛菜がトヨさんの人生のそれぞれの時期を演じている。
現在82歳の八千草は、演じた感想を聞かれ「年下の役は想像できますが、歳を取るのは難しいですね」と照れ笑い。「90歳〜100歳を演じるのは難しかったですが、とても温かい、元気が出る優しい映画です」とアピールした。
この日は、映画の応援隊として“きんさん・ぎんさん”の娘の3姉妹も登場。三女の千多代さんが94歳、四女の百合子さんが92歳、五女の美根代さんが89歳で、3人合わせて275歳の史上最高年齢の応援隊結成に、会場から大きな拍手が寄せられた。
元気の秘訣を聞かれた千多代さんは、「別に秘訣はないけど、仕事がないから趣味のお花を鉢に植えて仏さまにお供えしたり、とにかく3人(姉妹)で色んな話をして楽しんでいます。たまには嫁、息子の愚痴を言ってストレス解消してます(笑)」と教えてくれた。
3人は応援隊就任について「できるだけ一生懸命頑張ります」と挨拶。そこに「エクスキューズミー!」と大きな声と共に登場したのが、花束を手にしたガッツ石松。「柴田トヨさんは同郷で、私の実家から30分のところに住んでいらっしゃったんです。栃木の有名人と言えば、ガッツかトヨさんか!というわけでボクも立候補したくて、居ても立ってもいられず駆けつけたんです」と説明した。
またガッツは38年前にきんさん、ぎんさんに会ったときのエピソードも披露。「当時は取材が多くお車代が出ていたので『お財布が潤ってるんじゃないですか?』という質問に、お2人は『老後のために貯金する』とおっしゃっていましたよ」としっかり者の一面を明かしていた。
八千草はガッツの意気込みを買い、ガッツを応援隊長に任命。「高齢化社会で夢と希望を持って生きていこうとする歳を重ねた方々が映画を見て、昔の良かったころを思い出すことができるのでOK牧場です」と映画をアピールしていた。
『くじけないで』は『60歳のラブレター』の深川栄洋が監督。武田鉄矢がトヨさんの息子を演じるほか、伊藤蘭や上地雄輔、ピエール瀧ら出演。11月16日より全国公開される。
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