市川由衣が8年ぶり単独主演作で体当たり演技!「女」として目覚めていく姿を熱演
『呪怨』『NANA2』などで人気を博した市川由衣が、『海を感じる時』で8年ぶりの単独主演を果たしたことが明らかになった。
原作は、作家・中沢けいが18歳のときに応募し第21回群像新人賞を受賞した同名小説。当時は、不安定で多感な少女期の性体験と母娘の対立を現役女子高生がみずみずしく描いたと話題を呼んだ。
今回、市川が演じるのは、身体だけを求め決して愛してくれようとはしない男性に想いを寄せ身を捧げ続ける少女・恵美子。愛を知らない少女が、「女」として目覚めていく様子や心の葛藤を大胆な演技で体現した。
一方、市川の相手役をつとめるのは、若手演技派の筆頭格・池松壮亮。近作『ぼくたちのかぞく』では風来坊のように飄々とした童貞大学生を巧みに演じているほか、来年公開の『紙の月』では宮沢りえ扮する主人公と不倫する大学生を演じるなど、話題作に次々と出演している。
作品について市川は「台本を読んでみて、恵美子の女としてのどうしようもないもがき、痛さに、胸がしめつけられました。覚悟がいる役でしたが、女として、役者として、挑戦したいと思いました」と語り、濃密なからみのある池松については「池松壮亮さんには本当に助けられ、生の感情をたくさん引き出してもらいました。本気にさせてくれるすごい役者さんで、(相手役が)池松さんではなかったら私は恵美子でいれなかったと思います」と絶賛。
さらに「私自身が自分の代表作だと胸をはって言える作品になりました。女優人生において転機となるような大事な作品なので、たくさんの人に見てもらいたい」と自身をのぞかせアピールした。
また池松も「台本を読んでみて、素晴らしい本でした。今やるには挑戦的で、でも普遍的で、誰もやらないなら俺がやるよと思いました。実現まで何年もの間、難航したと聞いています。様々な人の執念によって、この作品を世に送り出せるところまで来たということを誇りに思います」と作品に魅了されたことを明かし、市川のことを「完成した作品を見て、何より市川さんが素晴らしく、改めて市川さんがこの役で良かったなと思いました。少女性と母性の両方をちゃんと併せ持った方で、それでいてどこか手が届きそうな、日常の先にあるような空気を身に纏った、すごく素敵な女優さんでした」と称えた。
『海を感じる時』は安藤尋が監督をつとめ、荒井晴彦が脚本を執筆。昨年12月に都内近郊で撮影が行われ、9月13日よりテアトル新宿ほかにて全国公開される。
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