2ちゃんねるに書き込まれた、高校中退ニート青年の実体験から生まれた『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。この映画の初日舞台挨拶が渋谷シネクイントで行われ、監督の佐藤祐市や、主演の小池徹平、マイコ、田中圭、品川祐ら総勢10名が登壇した。
映画タイトルにちなみ、この日は、ブラック会社をホワイトに、気持ちは真っ白にということから、全員が白い衣装で登場。入った会社がブラック会社だった主人公を演じた小池は、「映画では、ものすごくイジメられていますが、本当はメチャクチャ仲が良いことをわかっていただければ」と挨拶。場内を湧かせていた。
さらに、この日は登壇者全員に、今まで言えなかった、監督やキャストに対するブラックな気持ちを吐きだしてもらうため、あらかじめ1人ひとりが書き込んだ、「誰々の何々が限界でした」というフリップが用意されていた。
「監督の朝のテンションが限界だった」と書いたのは小池。「基本的に監督が現場で一番元気で、疲れ知らずというか、朝のどんなに眠いときでも『アイ〜ン!』とかと言ってくるので、ついていけない部分がある」と打ち明けると、指摘された佐藤監督は「それってやばくない?」と笑いながら、「仲が良いって(わかってもらいたいと)、最初に言ってたじゃない」と切り替えしていた。
「田中圭のぷるぷるのくちびるが限界だった」と書いて、どっと笑わせたのは池田鉄洋。照れた田中が顔を真っ赤にしていると、池田は「殺人的にセクシーで、男性なんですけど、ついつい吸い付きたくなる唇なんですね。よく見てあげてください」と解説。司会から「田中さん、大丈夫でしたか? 池田さんに奪われたりしませんでしたか?」と尋ねられ、「まだないですね」と答えた田中。すかさず池田から「でも、もうすぐありそうです」と色目を使われていた。
「小池さんのひたむきさが限界だった」と語ったのは千葉雅子。「疲れた顔を一切しないし、私が疲れた顔を見せたら、大丈夫ですかと聞いてくる」と小池の優しさを強調。最後には「こんな子どもがいたらな」と思わず言葉に力が入っていた。
そうした中、1人、質問を勘違いしてしまったのが佐藤監督だ。この映画の現場ではなく、今までの人生の中で限界だったことだと勘違いし、「AD時代に海で溺れた」ことを話し始めた。曰くADのとき、監督の「海でサメのひれを撮りたい」という要望に応じて挑戦したが、重りをいっぱい着けられ、沖で足が着かなくなり溺れてしまったそう。ようやく救出されて、水を吐いていたら、そこにチーフ助監督が来て、「おまえ、溺れてるんだったら溺れてるって言えよ」と怒鳴られたのだとか。「でも、溺れてるってことは、溺れてるって言えない状況なんだよな」と監督が締めると、「まったく映画と関係ない」と他の登壇者から突っ込まれていた。
映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は大ヒット公開中だ。
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