『インセプション』『ダークナイト』シリーズのクリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』が11月5日より全米公開されるが、それに合わせて現地時間10月26日にロサンゼルスのTCLチャイニーズ・シアターでワールドプレミアが行われた。
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ファン約3000人が見守るなか、ノーラン監督をはじめ、キャストのマシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マッケンジー・フォイ、プロデューサーのエマ・トーマスらが登場。
劇的な環境変化によって地球の寿命は尽きかけ、滅亡へのカウントダウンが迫るなか、人類と愛する家族の未来を守るため、史上最大のミッションに挑む人間たちのドラマを描いた本作。
重大な使命を担い、宇宙へと旅立つ主人公のクーパー役を演じたマコノヒーは、オスカー受賞の可能性について聞かれ「アカデミーはちょっと先だけど、今夜ここカリフォルニア・ハリウッドで長年かけて頑張って、まいて耕してきた種が、やっと実になり収穫できるような気持ちだ。食後のデザートの時のような気持ちだよ」とコメント。
「撮影終了後は何をしていた?」という質問には、「長い長い昼寝をして心と体を休ませました。10日ほどそうしてたかな(笑)。とても大変だったからね。撮影は本当に苛酷だったけど、ラッキーなことに『もっとこうすればよかった』と後悔することが何もなかったから、それはとても幸運なことだったよ」と答えた。
一方、マコノヒーらとともに宇宙へと旅立つアメリア役を演じたハサウェイは、本作の完成版を父親と一緒に見たそうで、「今までの中の最高の映画体験だったと言ってくれました。父親は多くの映画をたくさん見てるんですが、その彼が人生で1番だと言ってくれたことが、この映画がどれだけ素晴らしいかを物語っている。もう1度、今度はエンドクレジットのあるバージョンの映画を見たんですけど、自分の名前がそこにあることに恐縮してしまったほどだったわ。(アカデミー賞は)獲れたらすごく素晴らしいことだけど、獲らなくてもこの映画が唯一無二であることには変わりはないと思います」と話した。
また、プレミアの感想を求められたノーラン監督は「少しワクワクした気持ちと、少し緊張した気持ちで、こういったプレミアはいつも興味深い機会だと思っています。長い時間を費やして作った映画を、みなさんに見せられるのは嬉しいですし、自分自身もこのプレミアが終わったら、『どうだった?』と心に問いたい質問です」と話すと、日本のファンに向けて「私の映画を心待ちにしてくれていると聞いて、とてもハッピーです。映画を実際に見たら、スリリングな乗り物に乗ったような気持ちと、感動的な気持ちを持ち帰られることができると思います」と語りかけていた。
『インターステラー』は11月22日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。
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