3人の美女ハンターが巨大モンスターと戦うSFバトルアクション『アサルトガールズ』。12月19日に公開初日を迎え、押井守監督と主演の黒木メイサをはじめ、キャストの菊地凛子、佐伯日菜子、藤木義勝が舞台挨拶を行った。
[動画]『アサルトガールズ』 アフレコ収録&会見/押井守監督、黒木メイサ
映画については、「3人の戦う女たちが、すごくコミカルに描かれている(笑)」と菊地。撮影は個別に行っていたため菊地は、「現場では一度もお会いしてなかったのですが、映画では、さも一緒にやっているように見え、楽しい作品になっていると思います」と話していた。
間近に迫ったクリスマスにちなみ、この日は司会から、1年間がんばった自分にプレゼントするなら何をほしいかという質問が! 黒木は、「旅行をしたいので、飛行機のチケットです」と回答。アフリカに行ってみたいという。一方、菊地も、「私も飛行機のチケットがいいなと思ってたんですけど、どうしよう……」と言いつつ、次点として「お食事券」を挙げた。最近、モツ鍋がマイブームだそうで、お食事券では「モツ鍋が食べたい!」とのこと。また佐伯も旅がらみで、「どこでもドアがほしい。温かい国に行きたいです」と話していた。
さらに、「2009年を漢字1字で表したら?」という質問に黒木は、「『走』です。2009年もとにかく突っ走ったかな、と(笑)。それから今年は自転車にすごくハマっていたので、そういう意味でもずっと走っていました」と語っていた。ちなみに菊地は「楽しい年だったので『楽』」、佐伯は、「政権交代なども始まったり、子どもの小学校生活も始まったので『始』です」と話していた。
また、押井監督の今年の漢字は身技体の「身」。55歳を過ぎて空手を始めたそうで、「人には言えない精進を重ね(笑)、3年半でようやく黒帯をとったことが、今年の最大の成功。それが一番嬉しかった」と笑顔を浮かべた。3年前に「身体」に正直に生きようと決めたそうで、「これからは頭で作品を作るのではなくて身体で作ろう、と。これが第1弾ですが、身体に正直に作ったらこうなっちゃった(笑)」と話し、この『アサルトガールズ』がみんなに受け入れてもらえるのであれば今後はこの路線で行き、「ダメだというのであれば、『イノセンス』の世界に回帰して……」と苦笑いを浮かべ、「来年も期待してください!」と自信ありげに語っていた。
最後の挨拶では、映画に関連した書き下ろし小説『ASSAULT GIRLS AVALON(f)』(12月15日発売)の宣伝にも余念がなかった押井監督。「本は発売してからほぼ1週間の売れ行きで重版が決まります。お年玉が出たら買おうとか、来年買ってみようかなということではなく、年内に買っていただければ」と猛プッシュしていた。
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