新宿に世界遺産の首里城が出現! 仲間由紀恵主演映画のジャパンプレミア
池上永一の同名小説を仲間由紀恵主演で舞台化。NHK BSでもドラマ化され話題を呼んだ『テンペスト』。この作品を3D映画化した『劇場版テンペスト3D』のジャパンプレミアが12月15日に新宿ピカデリーで行われ、仲間由紀恵、塚本高史、吉村芳之監督が登壇した。
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レッドカーペットが敷き詰められた会場には、物語の象徴となった世界遺産・首里城の豪華セットも用意され、琉球衣装を着たエキストラによる琉球舞踊が披露された。そうしたなか、仲間は沖縄の伝統衣装である紅型の和服に身を包んで登場。
同作は19世紀の琉球王朝を舞台に、男として生きることを選んだ少女の運命を描いたエンターテインメント時代劇。仲間は、真鶴(まづる)という女性でありながら、寧温(ねいおん)という男として生きる決意をする主人公を演じている。
本作を通じて琉球の文化や歴史について知ろうとやって来た、毎日小学生新聞の小学生記者から「男姿がすごく格好良かったです。男性を演じていて、どういうところが楽しかったですか?」との質問を受けた仲間は、「寧温を演じるときは声のトーンを低くして男性らしく太い声で話すことを心がけました。動きもいかつく見えるように肩を張ったり、1つひとつに気をつけて演じました。男性陣と一緒の撮影では、みんなが男として接してくれることが新鮮で、とても嬉しかったです」と答えていた。
また、日本有数の沖縄文化研究所がある法政大学の学生から「寧温は琉球の時代の理想のリーダー像。僕たちもこれから社会に出て行きますが、仲間さんから見た『現代に通じる、寧温が持つ良い手本となる要素』とは?」という質問が。これに仲間は「何かを守りたいという強い気持ち、何度、嵐が来てもあきらめないで立ち向かっていく勇気が大事だと思います」とコメント。続けて「みなさんも色々と大変なことはあるかと思いますが、強い信念を持って進んでいく人は引っ張っていく力があると思います」とエールを送った。
その後、場所をスクリーンに移して行われた舞台挨拶。仲間は「真鶴と寧温の琉球を思う強い気持ちが私のなかで重なって、撮影しているときは本物の寧温になったような気持ちで演じていました」と役に込めた思いを口にしていた。
『劇場版テンペスト3D』は2012年1月28日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開される。
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