耳が聞こえない主人公視点…静寂に突如現れる殺人鬼に身もだえ! SNSで話題のサイレントスリラー
息つく間もない逃走劇! 耳が聞こえない主人公になりきるサウンド&ストーリー
韓国発の新時代の逃走&サイレントスリラー映画『殺人⻤から逃げる夜』が、9月24日より全国公開される。このたび、カナダで行われた第25回ファンタジア国際映画祭で、観客の人気投票による「Silver Audience Award for Best Asian Film」を受賞した。
・『シャイニング』を彷彿! イケメン会社員の裏の顔は、自らの首にナイフを当て“人間狩り”楽しむ狂気の殺人鬼
ファンタジア国際映画祭は、これまで日本作品で『カメラを止めるな!』『無限の住人』『JUNK HEAD』などが受賞して話題となったが、今年は8月5日〜8月25日まで開催され、本作品を鑑賞した観客が投稿したSNSの内容と反響が話題になっていた。
Nicolas Archambault(Co-Director of Asian Programming)は、「ファンタジア国際映画祭25周年記念において、ファンに最もインパクトを与えた作品のひとつで、SNSで大きな反響があった」と指摘。
その上で、「最も目の肥えたスリラーファンたちが手に汗握って鑑賞し、この観客賞は忘れがたい映画的体験の証拠となったと断言する」とコメントした。
また、Josh at the Moviesは、「嬉しい驚きの連続だった。その衝撃と展開は私たちに大きなインパクトを与えたとコメント。
Asian Movie Pulseは、「終始スリリングで、連続殺人⻤を扱った韓国映画の傑作」と絶賛。
WickedHorrorは、「観客に幻覚を起こさせるサウンドデザインと、高まり続けるスリリングな展開、登場人物の純粋な感情の爆発」が本作品の魅力を支える3要素と分析した。
Tranquil Dreamsは、「息をつく間もない。主人公視点の静寂の瞬間が極度の緊張を作り上げ、耳が聞こえないなかの逃走という設定が非常にひきたっている」とその魅力を紹介。
Nightmarish Conjuringsは、「クォン・オスンの鮮烈なデビュー作。物語、演技、音楽、カメラワーク、すべてが素晴らしいスリラー」と紹介。また、耳の聞こえない目撃者のギョンミを演じたチン・ギジュの演技を讃え、「彼女の独白は人々の心を打つに違いない。この映画は必見!」とまとめた。
爽やかなイケメン会社員と命がけの鬼ごっこ
本作品は、耳の聞こえないギョンミが帰宅途中に事件現場を目撃したことで連続殺人犯・ドシクの次のターゲットとなり、知恵と脚力で逃亡するホラー映画。監督・脚本は、本作品がデビュー作となる韓国映画界の新鋭クォン・オスン。
ギョンミを演じたのは、韓国最大の企業・サムスングループのエリート社員を辞めて報道記者となり、俳優へと転身を果たした『リトル・フォレスト 春夏秋冬』のチン・ギジュ。恐怖に追い詰められながら、愛する家族を守るために 殺人⻤に立ち向かい、命がけの⻤ごっこを繰り広げるパワフルな女性を好演している。
警察すらも手玉にとるスマートな表の顔と、殺人衝動を抑えきれない裏の顔を巧みに操る異色の連続殺人⻤・ドシク役には、韓国ホラー歴代2位の大ヒット作『コンジアム』で第39回⻘龍映画賞新人男優賞を受賞したウィ・ハジュン。グレーのスーツをパリッと着こなす爽やかなイケメン会社員という表の顔と、ゲーム感覚で人間狩りを楽しむサイコパスな連続殺人⻤としての裏の顔を見事に演じ分ける。
さらに、『ゴールデンスランバー』のパク・フンや、ギョンミの母親役を演じた『はちどり』のキル・ヘヨンなども顔を揃え、韓国トップ俳優の中の実力派キャストと新時代を担うフレッシュな俳優陣らの競演が実現した。
『殺人⻤から逃げる夜』は、9月24日に公開される。
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