香椎由宇の膝枕に、しずるの村上純「オダギリさんすみません」とお詫び

2011.01.14

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お笑い芸人、放送作家、料理愛好家などマルチに活躍する木村祐一の監督第2作目となる『ワラライフ!!』。その完成披露試写会が1月12日にニッショーホールで行われ、キャストの村上純、鈴木杏樹、田畑智子、高岡蒼甫と、木村監督が登壇した。

・『ワラライフ!!』でしずるの村上純が初のナレーション収録に挑戦
・［動画］『ワラライフ!!』予告編ナレーション収録／村上純

これが映画初主演となる村上は「みなさんの前でお披露目できる日が来たということで感無量。本当に素晴らしい映画に携われて感謝の気持ちでいっぱい」と話すと、「今日は全身が俳優の体になっているので、“芸人”村上としての気の利いたひと言はない。隣に池田がいないと何もできない」と話し、会場を沸かせていた。

修一の母親役を演じた鈴木は「『村上くんのお母さん役で』と話すと、ここでどうしても笑いが出てしまう。20代〜50代と幅広いお母さまを演じさせていただきました」と挨拶。修一の姉を演じた田畑は「もうセーラー服を着ることはないだろうと思っていたのですが、着させていただいて、とても楽しい現場でした」と話していた。

修一の幼なじみを演じた高岡は「不動産屋さんの役なんですけど、撮影が終わってから自分のオヤジが不動産屋だってことに気づきまして」と告白。これには隣で聞いていた木村監督も苦笑い。村上からも「気づくのが劇的に遅いですね」と突っ込まれていた。

続いて司会から、本作のタイトル『ワラライフ!!』の意味を聞かれた木村監督。「『What a wonderful life!!』が、何て人生は素晴らしいんだろうという意味の書き言葉なんですけど、普段の生活では『What a life!!（ワラライフ）』と言っているらしい。それをちょっといただいた」と説明。

そんな「ワラライフ」な出来事が今年に入ってあったかと尋ねられた村上は「初詣でおみくじを引く前にお清めの水で手を洗ったんですけど、拭くものがなくてマゴマゴしていた。そしたら、隣にいたサラリーマン風の方がハンカチを差し出してくれた」と報告。大吉以上の貴重な体験だと思ったそうだが、「その後、おみくじを引いたら見事大吉が出て、ハンカチよりもちょっとテンションが上がっている自分が子どもだなって思った」と振り返っていた。

また、香椎由宇との共演について聞かれると、村上は「嬉しいか嬉しくないかで言ったら、嬉しいに決まってるじゃないですか」と正直なコメント。さらに司会から、香椎に膝枕をしてもらうシーンについて突っ込まれると、「オダギリさんすみません」と香椎の夫であるオダギリに謝っていた。

その香椎は現在妊娠中。舞台挨拶に登壇できない代わりにビデオメッセージが届いた。それを見た木村監督は「めちゃめちゃ幸せそうな顔をしていましたね」とコメント。次いで「名前を考えようか」と提案すると、「修一がいいんちゃう？」と本作の主人公の名前を候補として挙げる場面も。司会から「男の子ですか」と突っ込まれると「修一か修子」と答え、観客を笑わせていた。

『ワラライフ!!』は1月29日よりシネマート新宿ほかにて全国公開となる。