タランチュラが顔面喰い破る、ドリル脳天貫通…残酷シーンつるべ打ちの永遠の名作が4K高画質で鮮やかに蘇る
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脳裏に残るあの残酷描写が4K高画質で蘇る
イタリア残酷ホラーの帝王ルチオ・フルチの没後25年を記念したBlu-ray BOX第3弾「全盛期編」が11月17日に発売される。
・再び始まる悪の祭典…容赦ない描写で見る者の脳髄をとことん刺激する映像に阿鼻叫喚
収録されるのは、フルチの代表作『ビヨンド 4Kリマスター版』『地獄の門 4Kリマスター版』『ルチオ・フルチのザ・サイキック 2Kリマスター版』』『女の秘めごと』の全盛期名作ホラー4作品に加え、『フルチ・フォー・フェイク』『フルチトークス』のフルチについてのドキュメンタリー映画2作品を収録。なお、ホラー4作品については、Blu-ray単品発売もある。
『ビヨンド 4Kリマスター版』(81年)
フルチの代表作にして残酷ホラーの金字塔が、美麗な4Kリマスター版で登場! 古びたホテルの地下に隠されていた冥界と現世を繋ぐ扉をめぐり、無気味で凄惨な事件が巻き起こるスプラッター・ホラー。タランチュラが顔面を喰い破る、女子の顔面が破裂する……残酷シーンつるべ打ちの永遠の名作だ。出演はカトリオーナ・マッコール、デヴィッド・ウォーベック。
『地獄の門 4Kリマスター版』(80年)
『サンゲリア』『ビヨンド』と並ぶフルチの血みどろ3部作の4Kリマスター版。神父の自殺という背徳行為により、地獄の門が開いた町・ダンウィッチで繰り広げられる凄惨な光景を描くゾンビホラー。ドリル脳天貫通、女子の口から吐き出され続ける内臓、後頭部握り潰し……ホラー映画史に残るゴアシーン満載の名作だ。出演は、クリストファー・ジョージ、カトリオーナ・マッコール。
『ルチオ・フルチのザ・サイキック』(77年)
フルチがキャリア初期に撮ったイタリアならではのエログロホラーであるジャッロ映画の代表作が国内初Blu-ray化。古い屋敷での奇妙な光景を幻視した富豪の妻に忍び寄る恐怖を描く。幼い頃、母の惨たらしい最期を幻視したバージニアは、裕福な夫と結婚して幸せな生活を送っていたが、ある日、女性が殺される場面を幻視。するとその場面が、改築した夫の屋敷と酷似していることに気づく……。出演は、ジェニファー・オニール、マルク・ポレル。
『女の秘めごと』(69年)
フルチが69年に撮った日本初お披露目のサイケデリック・スリラーが、ファン待望の国内初Blu-ray化。保険金目的で病弱な妻を殺害したと嫌疑をかけられる医者の元に、死んだ妻によく似たルックスのストリッパーが現れる。出演は、ジャン・ソレル、マリーザ・メル。
『フルチ・フォー・フェイク』(19年)
フルチについての証言を集め、イタリア出身の映画監督サイモン・スカフィディにより制作された伝記的ドキュメンタリー。『サンゲリア』『地獄の門』の作曲家ファビオ・フリッツィ、フルチの娘であるアントネッラ・フルチ、カミラ・フルチが彼について語る。
『フルチトークス』(21年)
今年21年3月に没後25年を迎えたルチオ・フルチのセルフポートレートや、映画監督のアントニエッタ・デ・リッロらとの会話で構成されたドキュメンタリー。死の直前に彼が語った作品への思いや監督として、1人の男としての彼の姿とは?
残酷描写に特化したホラー映画の巨匠、ルチオ・フルチとは…?
フルチは、ジョージ・A・ロメロ監督『ゾンビ』(78年)の続編を名乗って作られた『サンゲリア』(79年)が世界的大ヒットを記録した後、神父の背徳行為により地獄の門が開いた町を描くゾンビ・ホラー『地獄の門』(80年)、古い屋敷の地下で、これまた“地獄門の決壊”をテーマに掲げたスプラッター・ホラー『ビヨンド』(81年)の3部作で、残酷描写に特化したホラー映画の巨匠としてのポジションを獲得した。
しかし80年代後半、イタリアのホラー映画ビジネスが崩壊すると、フルチは、低予算ホラー作品ばかり制作することを余儀なくされる。遺作は『ヘルクラッシュ!/地獄の霊柩車』(91年)で、96年に死去。死因は糖尿病の注射を打ち忘れたためと言われるが、自殺とみる説もある。
『没後25年 ルチオ・フルチ大百科 全盛期編』Blu-ray BOX(6枚組、31,130円・税込)は11月17日に発売される。
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