超テキトーなキャラで人気の高田純次。現在64歳の彼が待望の初主演を果たした映画『ホームカミング』の完成披露試写会が、3月9日にスペースFS汐留で行われ、高田と高橋恵子、飯島敏宏監督が舞台挨拶に登壇した。
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映画は、定年退職した元サラリーマンが、高齢化が進んだホームタウンに活気を取り戻そうと奮闘する姿を描いた作品。主人公の妻を高橋が演じているが、共演について高田は「妻役が美しいと撮影が楽しくなる。相手が高橋恵子さんと聞いたときは、家でお赤飯を炊きました」と話して会場を沸かせていた。
これに対し高橋は、相手役が高田だと聞いて「不安でした」と眉をひそめたが、すぐに「ウソです」と笑顔を見せ、「予想以上に楽しい方で、待ち時間は同級生みたいな感じで映画の話をよくしていました」と語っていた。
劇中ではラブシーンも披露している2人だが、定年後も夫婦関係を良好に保つ秘訣を聞かれた高橋は、それぞれの時間を持つために、あえて別々の時間を過ごす工夫をすることを提案。それにうなずいていた高田は「僕の場合は、女房より遅く寝て、女房より早く起きることを実践しています。そうしないと、濡れた手ぬぐいを顔に被せられてしまうので」と殺されない努力をしていると告白。「生きていたいって気持ちがあるので」と真面目な顔で続け、観客を爆笑させていた。
また、それぞれにとっての“定年”はいつかと聞かれた高田は、「まだまだ定年って気分じゃない。棺桶に両足を突っ込んだ時点で(仕事を)やめたい。体が動いて、仕事の話があるうちはやらせていただきたい」と生涯現役を続けたい様子。
高橋も「15歳のときから仕事をしていたので、30代の頃は75歳になったらやめようと思っていた」と話すも、段々気持ちが変化していると告白。すると高田は「75歳までにはまだ40年か50年くらいあるでしょ?」と、若く美しく見える高橋のことを持ち上げていた。
最後の挨拶で監督は、「見終わったときに、改めて(生きる)意欲が湧くような映画になっていたら嬉しいです。ぜひ多くの人たちに見ていただければ」とアピールしていた。
『ホームカミング』は3月12日より109シネマズグランベリーモールほかにて全国公開となる。
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