日本のみならず、世界各国からも注目を浴びている『冷たい熱帯魚』が、全米35館以上で公開されることがわかった。
・『冷たい熱帯魚』ドーヴィル・アジア映画祭で国際批評家賞
・[動画]『冷たい熱帯魚』予告編
同作は『愛のむきだし』で世界中を驚かせた園子温監督最新作。年頃の娘と若い後妻と3人で暮らし、小さな熱帯魚店を営んでいる主人公の社本が、ヒョンなことから知り合った巨大熱帯魚店のオーナー村田の仕事を手伝ううちに、村田が引き起こすとんでもない猟奇殺人に巻き込まれていくというもの。
公開前から口コミで話題を呼んだ本作は海外でも好評で、ヴェネチア国際映画祭やトロント映画祭を皮切りに、現在、世界30カ所の映画祭から正式招待されているほか、イギリス、ドイツ、フランス、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ベルギー、香港などの国と地域での公開が決定している。
今回の全米公開に関しては、The Collective(配給会社)、AMC(興行会社)、Bloody−Disgusting.com(ホラー映画専門サイト)の3社が「Bloody Disgusting Select」という映画配給パートナーシップを組むことを発表。そこからリリースされる最初の3作品のうちの1本に選ばれた形だ。
AMCはアメリカ及びカナダに361館の劇場を所有する興行最大手で、本作については全米35館以上での公開を確約。同社のNikkole Denson Randolph氏は「大きい都市のAMCの劇場ではホラー映画はとても人気ですが、これまで良質の作品を定期的に提供することができませんでした。私たちは、観客にこの革新的なシリーズをお届けできることを嬉しく思います」と語っている。
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