英王室のドロドロ内幕描いた『ザ・クラウン』がエミー賞7部門受賞の快挙
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Netflix、Apple TV+、ディズニー+…配信サービス作品が圧倒的強さ
全米TV界最大の賞である、第73回プライムタイム・エミー賞が19日(現地時間)にロサンゼルスで発表され、Netflixの『ザ・クラウン』がドラマ・シリーズ部門7賞を受賞という快挙を達成した。
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現女王であるエリザベス2世を主人公に、イギリス王室の内幕を描きシーズン4を迎えた『ザ・クラウン』は、ドラマ・シリーズ部門でエリザベス女王を演じたオリヴィア・コールマン、チャールズ皇太子を演じたジョシュ・オコナーが主演賞、マーガレット・サッチャー首相を演じたジリアン・アンダーソンと、今年4月に亡くなったエディンバラ公フィリップ王配を演じたトビアス・メンジーズが助演賞に輝き、俳優賞を全制覇した。
受賞数では、コメディ・シリーズ部門のApple TV+の『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』が作品賞、主演男優賞など4部門で続き、U-NEXTで配信中の『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』(HBO)がリミテッド・シリーズ部門主演女優賞(ケイト・ウィンスレット)ほか3部門、HBO Maxの『Hacks(原題)』も3部門を受賞した。
ドラマ部門では『ザ・クラウン』は、ディズニー+の『マンダロリアン』と共に最多24ノミネーション、コメディ部門ではディズニー+の『ワンダヴィジョン』が最多23ノミネーション、『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』が20ノミネーション。TV関連の賞だが、主要な賞は配信サービスの作品が圧倒的な強さを見せた。
主な受賞結果は以下の通り
【ドラマ部門】
作品賞
『ザ・クラウン』
監督賞
ジェシカ・ホッブス(『ザ・クラウン』)
脚本賞
ピーター・モーガン(『ザ・クラウン』)
主演女優賞
オリヴィア・コールマン(『ザ・クラウン』)
主演男優賞
ジョシュ・オコナー(『ザ・クラウン』)
助演女優賞
ジリアン・アンダーソン(『ザ・クラウン』)
助演男優賞
トビアス・メンジーズ(『ザ・クラウン』)
【コメディ部門】
作品賞
『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』
監督賞
ルチア・アニエッロ(『Hacks(原題)』)
脚本賞
ルチア・アニエッロ、ポール・W・ダウンズ、ジェン・スタツキー(『Hacks(原題)』)
主演女優賞
ジーン・スマート(『Hacks(原題)』)
主演男優賞
ジェイソン・サダイキス(『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』)
助演女優賞
ハンナ・ワディンガム(『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』)
助演男優賞
ブレット・ゴールドスタイン(『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』)
【リミテッド・シリーズ、アンソロジー、映画部門】
作品賞
『クイーンズ・ギャンビット」』(Netflix)
監督賞
スコット・フランク(『クイーンズ・ギャンビット』)
脚本賞
ミカエラ・コール(『I May Destroy You(原題)』)
主演女優賞
ケイト・ウィンスレット(『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』)
主演男優賞
ユアン・マクレガー(『HALSTON/ホルストン』Netflix)
助演女優賞
ジュリアンヌ・ニコルソン(『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』)
助演男優賞
エヴァン・ピーターズ(『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』)
【バラエティ・スペシャル(録画)部門】
作品賞
『ハミルトン』
【コンペティション部門】
作品賞
『ル・ポールのドラァグ・レース』
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