人気シリーズ第4弾『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』(5月20日より全国公開)。永遠の命をもたらすという伝説の泉をめぐる、キャプテン・ジャック・スパロウと海賊たちの冒険を描き出す。
前作に引き続きスパロウを演じるのはジョニー・デップ。その元恋人の女海賊をペネロペ・クルスが演じているのも話題だ。また、オーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイに代わる新キャストとして注目を浴びているのがアストリッド・ベルジェ=フリスベとサム・クラフリンの2人の新星。生命の泉の鍵を握る人魚をアストリッドが、彼女と禁断の恋に落ちる若き宣教師をサムが演じている。
世界的ヒットを続ける超大作に大抜擢されたサムに、映画の見どころや裏話などを聞いた。
──出演が決まったときの気持ちを教えてください。
サム:僕自身も周りの人間も、とにかく信じられないというのが素直な感想だった。実際、オーディションの話をもらった時点から、ウソのようなあり得ないチャンスに面食らっていたんだ。だから、監督から電話で合格の知らせを受けたときは、今までの人生で一番ビックリしたと同時に、最高に幸せな気分だったよ。こんな人生最高の瞬間をもう一度体験することができたら、言うことないね。
──今作の見どころは?
サム:ゾンビや人魚といった新たなキャラクターが登場することに加えて、まさしく悪役と呼ぶにふさわしい“最強の海賊・黒ひげ”の存在が、さらなる恐怖とスリルを醸し出している部分だね。それから、今回は海賊船の上だけじゃなく、陸地を舞台に冒険が繰り広げられるというのも今までとは違う点だ。海賊たちが沖を離れ、陸地を徒歩で探検して回る姿は、観客にとっても新鮮で、新たな楽しみを与えてくれると思うよ。
──ジョニー・デップと初めて会ったときの感想は?
サム:初めて会った瞬間から、彼はとても親切に接してくれたよ。「君の評判は色々と聞いているよ」って言われて、「悪い評判じゃありませんように!」ってヒヤヒヤしたけどね(笑)。社交辞令ではなく、僕自身に興味をもってくれて、僕のことをできるだけ知ろうとしてくれたのがすごく嬉しかった。僕の方も当然、興味津々で、過去の出演作について根掘り葉掘り質問攻めにしちゃったんだけど、撮影前にお互いをよく知る機会がもてたのは良かったと思っているよ。
──相手役のアストリッドについて教えてください。
サム:まず言えるのは、とてつもない美人ってこと(笑)! 彼女とはスクリーンテストで初めて会った瞬間から意気投合して、すぐにFacebookやSkypeでコンタクトを取るようになったんだ。最初のロケ地のハワイには彼女より一足先に入ったから、彼女が到着するまでの間、日々の出来事を逐一報告していたよ。彼女との共演は最高の体験だったし、美貌と才能を兼ね備えた彼女が、今後注目の存在になっていくことは間違いないね。
──サッカーのユース選手として活躍されていましたが、そのときの経験で俳優業に役立っていることはありますか?
サム:間違いなく役立っているよ。サッカーの試合では、フィールドにあらゆる感情がほとばしっていて、それは演技の世界にも共通すると思うんだ。肉体的にも精神的にも非常に厳しいスポーツだから、そういった意味でも、長年培ってきた経験が、今、色々な面で役立っていると断言できるよ。
──東日本大震災の影響で来日プロモーションが中止となり、日本のファンはとても残念に思っています。そんなファンに向けてのメッセージをお願いします。
サム:近い将来、何としても日本に行くつもりでいるから、それまで楽しみに待っていて! もともと予定していた来日にはガールフレンドと一緒に行って、色んな場所を散策しようと思っていたんだ。ぜひまた、日本を訪れる機会がやってくることを願っているよ。
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