人気アニメ続編『カンフー・パンダ2』の記者会見が、5月12日に開催中のカンヌ国際映画祭で行われ、ジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、ダスティン・ホフマンが出席した。
・[動画]『カンフー・パンダ2』特報
・アンジー、隠し立てのないオープンな親子関係を語る
会見で、前作に引き続いて声優をつとめた感想を聞かれた3人。ブラックは「履き心地の良い靴をまた履くみたいな気分でエキサイティングだった」とコメント。続いて、「今回の方がもっと楽しかった気がするわ。マスター・タイガーは私が今まで演じたなかで最高のキャラクターのひとつ」と話したのはアンジー。ホフマンは「僕の年になるとすぐ忘れちゃうので、今回、まるで初めて演じる気がしたよ」とジョークを言い、会場を沸かせていた。
私生活では実子3人と養子3人の母でもあるアンジーだが、劇中で描かれている「血のつながらない親子関係」について聞かれると、「今回のテーマは家族。家族こそ愛がある場所。子どもたちはこの映画をすごく気に入ったわ。みんな、見ている間笑いっぱなしだったの。我が家では、養子縁組とか生みの親とか孤児とか、それらの言葉は明るい響きを持つ言葉なの。私の子どもたちは、そういった事柄について話すことに慣れているし、自分たちは(主人公の)ポーみたいなんだと分かって、より誇りを持つようになったと思うの。それはとても素敵なことよ」と語った。
また、子どもの頃に好きだったアニメに関する質問も。ブラックは「『アラジンと魔法のランプ』かな」、アンジーは「ちょうど子どもたちに、古い『ピーター・パン』を見せたところよ。『ダンボ』もいいわよね」とそれぞれ回答。ホフマンは「僕が初めて見た映画は『バンビ』だった」と教えてくれた。
さらにアンジーは映画について「私はこの映画にとても共感したの。それにしっかりとしたメッセージもある。子どもたちを笑わせて、アクションで興奮させて、3Dのビジュアルが美しくて、人生の教訓も含まれている映画。親にとって、まさに子どもに与えてあげたいものなのよ」と強くアピールしていた。
『カンフー・パンダ2』は8月19日より新宿ピカデリーほかにて全国拡大公開となる。
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