林遣都に小松菜奈が「あたし、いつか君を殺しちゃう」…『恋する寄生虫』予告編公開

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恋する寄生虫
(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会
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孤独な2人の交わらない恋を描く

新進気鋭の作家・三秋縋のベストセラー小説を林遣都と小松菜奈のW主演で映画化した『恋する寄生虫』が11月12日公開される。このたび、本ビジュアルと予告編が公開された。

公開された本ビジュアルは、林と小松の横顔を背中合わせに配置することで、交わらない2人の恋を暗示する。

また、公開された予告編は、「ずっとこれまで誰も好きになれなかったけれど、初めて好きだと思った」という小松演じる佐薙の告白から始まる。

林演じる潔癖症の高坂が執拗に手洗いを繰り返し、それでも手に菌が広がっていく描写や、小松演じる視線恐怖症の佐薙を取り囲むように目玉が壁一面びっしり覆い尽くされている描写など、2人が苦しむ孤独な世界をVFXを使って表現。数々のMVやCMを手掛けてきた柿本ケンサク監督ならではの映像表現が映える。

高坂の「僕は一生ひとりだ。どうして自分は生まれたんだろう」というつぶやきに「どうでもいいじゃん」と返す佐薙。

「あたし、もうすぐ死ぬんだ」「あたし、いつか君を殺しちゃう」「君は僕に命をくれたんだ」「あたしは忘れない、君のこと」など、耳に残る印象的なセリフが刻まれ、本作品が普通のラブストーリーではないことを暗示する(https://youtu.be/uA9MTwIW6hM)。

本場ヒップホップを身につけたAwichが主題歌を担当

また、映画の主題歌も今回初めて公開された。

「Parasite in Love」は、Spotifyのプレイリスト“+81 Connect” のアンバサダーでもあるラッパーAwich(エイウィッチ)が、映画からインスパイアされ書き下ろした新曲で、『恋する寄生虫』の英語版タイトルから命名された。

恋する寄生虫

Awichは、沖縄県那覇市出身。幼い頃2パックを聞いてヒップホップに目覚め、米国アトランタに渡ってからファーストフルアルバム「Asia Wish Child」をリリース。アメリカ人男性と結婚し1女をもうけるも夫と死別、沖縄で本格的な音楽活動を再開すると、「8」「孔雀」「Paritition」「GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR」と話題作を次々と放っている。

この主題歌でも、「こんな世界消えればいいすぐにでも」「この悍ましき虫食いだらけの世界で僕は虫けら扱いで、でも君がいれば薬みたいに全ては和らいで」といったAwitchの歌詞が、孤独を抱えささくれ立った高坂と佐薙の心を映し出している。

世界の終わりを願っていたはずの2人の恋の結末は?

本作品は、極度の潔癖症で人と関わることができずに生きてきた青年・高坂賢吾(林)と、視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙ひじり(小松)の繊細で儚い恋愛物語。

あえて嫌われるような態度をとる佐薙に辟易していた高坂だったが、やがて自身の弱さを隠すための振る舞いにすぎないことに気付き、共感を抱くようになる。世界の終わりを願っていたはずの孤独な2人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくが──。

この2人の運命の出会いに深く関係する重要な役を井浦新と石橋凌が務め、脇を固める。

監督は、現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』のタイトルバック映像も手掛ける柿本ケンサク。脚本は『眉山―びざん―』『トワイライト ささらさや』の山室有紀子。

『恋する寄生虫』は、11月12日より全国公開される。