フワちゃん、宇宙と生交信！宇宙ステーションの星出宇宙飛行士に、のっけから大興奮!!

「進研ゼミこども大学」特別授業『無重力ライブ授業』開催

フワちゃんを生徒役に、国際宇宙ステーション（ISS）で様々なミッションを遂行しているJAXA（国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構）星出彰彦宇宙飛行士を先生に迎えた特別イベント『無重力ライブ授業』が10月14日の21時から行われた。

このイベントは、株式会社ベネッセコーポレーションがコロナ禍にある子どもたちの学習を支援する目的で小・ 中・高校生向けに7月26日より無料で提供している新サービス「進研ゼミこども大学」（毎週金曜16時公開）の一環。今回はJAXAの協力のもと実現した特別企画で、何と地上と宇宙をつないだリアル交信で行われ、フワちゃんのほか、多くの応募から選ばれた3人の子どもたちもオンラインで参加した。

冒頭、「進研ゼミ こども大学」の生徒代表であるフワちゃんは、自身の宇宙服っぽい衣装にご満悦なのもあって、すでにハイテンション！「わたしね、ずっとこの日を楽しみにしていたの。今日は夜遅いけど、宇宙と交信できる機会なんて滅多にないから、絶対に最後まで見ようね！」と呼びかけた。

続いて、JAXA 星出宇宙飛行士が国際宇宙ステーション（ISS）で実際どんな実験や活動を行っているのか、VTRを交えしっかり予習。「星出宇宙飛行士はとにかく重要な任務についていて。とにかく忙しい方なんだけど、その忙しい合間を縫ってウチらと交信してくれるんだって。うれしいよね！」とフワちゃんもワクワクが止まらない様子だ。

無重力を実演しながら解説。まさかの人生相談も!?

そしていよいよ、リアル交信での特別授業がスタート！

「じゃ、さっそく星出宇宙飛行士を呼んでみたいと思います！ 呼びかける時は英語のコールサインがあるらしいんで、今からフワちゃんが英語で呼んでみたいと思いま〜す」という言葉と共に、フワちゃんが流ちょうな英語で呼びかける。

すると、モニタに登場したJAXA 星出宇宙飛行士は、宙からくるり回転しながら忍者のように登場！

するとフワちゃんも興奮した様子で、「え〜ちょっとまって〜すご〜い！ コンサートみたいな登場の仕方じゃん！ はじめましてフワちゃんで〜す！ 今日はフワちゃんも子どもたちもみんな、星出宇宙飛行士にお会いできるのを楽しみにしてたんですよ」 と呼びかけると、JAXA 星出宇宙飛行士は苦笑しながら応答。次の宇宙飛行士に引き継ぐために片付けの最中だったようだ。それにしても、通信にタイムラグはあるものの、映像も音声もクリアなのに驚かされる。

続いて、「無重力で最も辛い姿勢は？」「ウクレレの演奏はできる？」「紙飛行機を飛ばしたらどうなる？」などなど、宇宙ならではの “無重力に関する問題”に、JAXA 星出宇宙飛行士は実演を交えて回答していった。

また、「前向きになれないとき、どうやって気持ちを切り替えますか？」「新しいことにチャレンジする勇気の出し方を教えてください」といった、人生の先輩として相談を受ける場面も！

たとえば「壁にぶつかった時はどうやって乗り越えたんですか？」の中学1年生の生徒の問いにも、JAXA 星出宇宙飛行士は真摯に向き合ってくれた。

「実は僕も試験を3回受けました。ということは、2回落ちているということなんですけど、うまくいかなくて、その時は宇宙飛行士になれなかったということがあります。そういう時は壁にぶつかるんですけど、とりあえず寝て、自分をリセットしてから、また頑張ろうと。やっぱり好きなことをやりたい、というのがあるから、また壁にぶつかっても、もう一歩足を踏み出そうと思えるんです。そういう風に好きなものを見つけて、壁を乗り越えるように頑張ってください」

JAXA 星出宇宙飛行士からのいろいろなアドバイスを真剣な顔で聞いている子どもたち。フワちゃんも、「宇宙飛行士の方からアドバイスをもらうなんてなかなかないことだし、これはもうみんなの人生の糧になるから。これから大変なこともあるだろうけど、めげずにがんばろうね」と呼びかけた。

交信を終えたJAXA 星出宇宙飛行士は、宙に浮かび上がり空を飛ぶように上空に退場。その姿にフワちゃんも思わず「かわいい！」と笑顔を見せた。

最後にフワちゃんは3人の生徒たちの質問に親身になって答えてくれたJAXA 星出宇宙飛行士について「すぐにふざける人とは大違いだよね！ ウクレレ弾けますかと聞いてお尻ペンペンとかやったらどうしようかと思ったけど、真面目に答えてくれてよかった！」とコメントして笑わせると、「あんなに立派に宇宙で働いている星出さんが3回も試験を受けていたなんて知らなかったし、壁にぶち当たることがあるだんだなと思って。わたしもこれから先、どんなに大御所の人に怒られても元気よくやっていこうと決めちゃったよ」と自身の学びも大きかった様子でイベントを振り返った。

大人も一緒に学べる、”楽しい未来”

「進研ゼミこども大学」は、めまぐるしく変化する現代社会で将来像を描きにくくなっている子どもたちのために、ベネッセコーポレーションが最先端に触れる授業などを提供する番組で、「まなびの手帳」アプリを通じて視聴できる。

みらい学部生徒代表としてフワちゃん、まなび学部生徒代表に劇団ひとりが就任。「工場で野菜を作る時代がやってくる？ 未来の農園を見てみよう！」「戦国武将から学ぶリーダーシップの極意は戦国武将から学べるってホント？」といった大人も一緒に学べるコンテンツが揃っており、コロナ禍で学習の環境が変化する中、子どもたちが自由に参加し主体的に学べる工夫が凝らされた内容となっている。

なお、今回のイベントに向けた予習という位置づけで制作された『宇宙飛行士を学ぼう』が8月24日より公開中。宇宙開発やISSについての理解を深めることができるのでおすすめだ。