スティーヴン・キング絶賛の残虐ホラーが再始動! スタッフが語るヒロインの父親像とは!?
#クライモリ#シャルロッテ・ベガ#バイオハザード#マイク・P・ネルソン#マシュー・モディーン#ヴェネチア国際映画祭#スティーブン・キング#ホラー
娘を捜して父が踏み込んだのは、生きて還る者のいない殺戮の森
スティーヴン・キングが絶賛したホラー映画『クライモリ』(03年)のリブート版『Wrong Turn(原題)』が、邦題『クライモリ』として10月15日より公開中だ。この度、同作のスタッフがマシュー・モディーン演じる劇中人物スコットについて解説する動画が公開された。
・気づけば辺りはワナだらけ…「あの森に入ったら、戻れない」好奇心から道を外れた若者たちの末路
本作の主人公ジェン役には、スペイン出身のスーパーモデル兼女優で、毎年年末に発表され世界中で話題となる「世界で最も美しい顔トップ100」でランクインし脚光を浴びた新鋭シャルロッテ・ベガ。彼女が演じるジェンの父親スコットをモディーンが演じている。数々の作品に出演するモディーンは、『ストリーマーズ 若き兵士たちの物語』(83年)ではヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞、近年では『ダークナイト ライジング』(12年)『スティーブ・ジョブズ』(13年)『海底 47m』(17年)などの作品にも出演し、御年62ながらも現役で俳優活動を続けている名優である。
山間部の小さな町にやってきた中年男性スコット。彼は、この町で消息を絶った娘ジェンを捜そうとしていた。ジェンは、彼氏や友人たちとアパラチア山脈に遊びに行ったまま行方が分からなくなり、連絡が取れなくなって6週間が経ってしまっている。地元の警察署に相談するが、署長は「若者によくある気まぐれだ」と取り合わず、本気でジェンを捜してくれる気配はない。ジェンたち6人は森にハイキングに出かけるも、住人の警告されたにもかかわらず、好奇心から通常のコースを外れて森の奥に入っていき、恐怖の森に囚われてしまっていた。娘を探し続けるスコットの目の前に立ちはだかる殺戮の森。果たして彼は愛する娘を助け出せるのか──。
本作でモディーン演じるスコットは、離婚しており別居している。娘のジェンに歩み寄ろうとしているが、娘は距離を置こうとしている。そんな中ジェンが行方不明となり、心配するだけではなく、自ら探しに行く。監督のマイク・P・ネルソンは、「スコットは決して、荷物を背負って山を登り、敵と戦うようなタイプではない」と分析。そして「しかし、やるとなったらやる」とも断言する。さらに、脚本を担当するマッケルロイは、「娘が事件に巻き込まれたら、執念深く助けにいくだろう。私はそれを描きたかった」と熱く語る。監督は「撮影が進むと、マシューとの関係性はどんどん深まっていった。互いに意見を出し合ってキャラクターを掘り下げていった」とクールでエキサイティングな撮影現場だったことを明かした。名優を迎え、若いキャストたちと臨んだ本作の撮影。彼らが生み出した残酷無慈悲な15禁の“森”に期待したい。
映画史に残るサバイバル絶叫ホラー『クライモリ』は、米ウェストバージニア州にキャンプに出かけた若者たちが森の中で事故に遭い、立ち往生していたところ、人間を食べる伝説の生き物マウンテンマンに遭遇するスプラッターホラー。スティーヴン・キングが、その年の年間ベスト 1 ムービーに挙げて絶賛し、全米で2週連続トップ10入りのスマッシュヒットを記録し話題となった。その後シリーズ化され、14年の『クライモリ デッド・ホテル』まで計6作が製作されている。
『クライモリ』に新たな息吹を与えたのは、シリーズ累計12億ドルの全世界興行収入を叩き出した『バイオハザード』を大ヒットに導いたプロデューサーコンビのロバート・クルツァー、マルティン・モスコヴィッツ。また、第1作の脚本を担当したアラン・B・マッケルロイが再び参加する。映画『ザ・ドメスティックス』で注目を集めた新鋭マイク・P・ネルソンが監督を務める。
『クライモリ』は公開中。
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