天才学者のソル・ギョングが漁夫のピョン・ヨハンを質問攻め!美しき海洋モノクローム映画、第2弾映像解禁

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島流しになった学者と若き漁夫が互いに師となり友となる絆の物語

第57回百想芸術大賞で大賞を受賞、第30回釜日映画賞でも最優秀監督賞を受賞した韓国映画『茲山魚譜-チャサンオボ-』より、本編映像の第2弾が公開された。

ソル・ギョング、採れたてのタコの味に思わず…!?『茲山魚譜-チャサンオボ-』本編映像

本作は、韓国で有名な海洋生物学書で、日本でも渋沢栄一の孫・敬三が翻訳版の出版を志したという「茲山魚譜」(チャサンオボ)に記された史実をもとに、学者と漁夫の師弟関係の行く末を描いた感動ドラマだ。監督は『王の運命-歴史を変えた八日間-』のイ・ジュニク。

キリスト教が迫害されていた19世紀初頭の朝鮮時代。熱心な教徒だった天才学者・丁若銓(チョン・ヤクチョン)は、最果ての島に流刑になる。しかしそこには、豊かな海と自然、そして素朴な人々との出会いがあった。次第に海の生物たちの魅力にとりつかれ、庶民のための”海洋学書”を書き記したい欲望が生まれていく。そして、島民の誰より海の生物に詳しい若き漁夫・昌大(チャンデ)と出会い、やがて2人は互いに師となり友となるのだったが…。

今回公開されたのは、学者の丁若銓(ソル・ギョング)が漁夫の昌大(ピョン・ヨハン)から、魚の知識を教えてもらうシーン。船上で魚を捕りながらも丁の質問に答える昌大だが、逐一メモを取りながら熱心に質問をする丁に対し、「質問が多すぎます」と受け流そうとする。しかし、知識欲の強い丁は「問うことも学びの一つだ。覚えるだけが勉強じゃない」と突っかかってくる。身分、年齢の差を超え、どちらが学者かわからないような師弟関係の光景にくすっと笑いがこみあげてくる。

少年のような純粋の気持ちで魚の知識を得ようとする天才学者・丁を、韓国映画界きっての実力派俳優ソル・ギョングが時にユーモアを交えながら圧巻の演技力で演じる。また、ムツゴロウやタイの解説をしながらも巧みに糸を操り魚を捕る漁夫をリアルに演じているのは、ドラマ『ミセン-未生-』、『六龍が飛ぶ』、『ミスター・サンシャイン』などで一躍人気者になり、かつて“自主映画のスター”とも言われたピョン・ヨハン。美しいモノクロ映像と共に、2人の自然な演技のかけあいにも注目だ。

『茲山魚譜–チャサンオボ–』は11月19日より全国公開。