永野芽郁、親巡りの旅で知った“父親”の秘密…涙ながらに笑顔見せる『そして、バトンは渡された』
3つ人生の軌跡を描く3本のキャラクター動画
累計発行部数80万部突破の本屋大賞受賞の小説を原作とし、永野芽郁、田中圭、石原さとみ出演で映画化された『そして、バトンは渡された』が、10月29日に全国公開される。このたび、永野と田中、石原の演じる役柄に焦点を当てたキャラクター動画が公開された。
公開されたキャラクター映像は、『優子編』『森宮さん編』『梨花編』の3本。三者三様の人生の軌跡が、それぞれの意味深な表情やキーワードと共に描かれている。
『優子編』は、永野演じる本作品の主人公・森宮優子が、田中演じる料理上手な父・森宮さんと一緒にキッチンに立ち、互いの料理を褒め合う和やかな映像から始まる。
思春期の高校生時代には、森宮さんの今後を心配する素振りをみせる一方で、「いちいち父親ぶるのなんかうざいよ」と控えめに反抗してみたり、同級生の早瀬くん(岡田健史)に対し淡い恋心を抱く様子も映し出されていく。
やがて大人になり、一度は離れ離れになった早瀬くんと運命的に再会した優子は、ひょんなことから“親巡りの旅”に彼を付き合わせようとする。そして、優子の元に届く1通の手紙を手にしたとき、彼女はある秘密を知ることに──。涙を流しながらも「こういうときこそ笑わなきゃ」と笑顔を見せる優子の姿で映像は終わる。
続く『森宮さん編』では、「弁当っていうのは親の愛情を表現できる最高のキャンバスだろ?」というセリフとともに色鮮やかでバランスの取れた可愛らしいお弁当を作るエプロン姿の森宮さんが登場。誇らしげな森宮さんとは対照的に、優子は「キャラ弁的なの、やめてに」とちょっと恥ずかしそう。
早瀬くんが自宅に遊びに来た時も、「もし優子ちゃんが病気になったら運転して病院連れて行かなきゃいけないから、二十歳になるまでは禁酒って決めたの」と話すほど、森宮さんは優子のためなら何でもすると心に決めていることがうかがえる。
そんな森宮さんは優子には言えないある秘密を抱えており、映像のラストで優子が「誰かを幸せに出来る人になりたいの。森宮さんみたいにさ」と穏やかに話す表情からは、血は繋がらないながらも2人の間にはしっかりと親子の愛情が育まれてきたことがわかる。
最後の『梨花編』は、石原演じる梨花とみぃたん(稲垣来泉)の初めての出会いと、華やかなウェディングドレスと共に幸せな笑顔を見せる水戸家3人の結婚式で始まる。
ほどなくしてシングルマザーとなった梨花は、みぃたんと2人で暮らすようになるが、「みぃたんもピアノ習いたいな」という娘の一言で一念発起。目的のためには手段を選ばない梨花は、愛する娘のために婚活パーティーに繰り出し、なんとグランドピアノを持つ歳の離れた泉ヶ原さん(市村正親)との結婚を成就させる。
「ママは何歳まで生きるの?」というみぃたんの無邪気な質問に対し、「大丈夫だよ」と笑顔で答える梨花。しかし2人だけのクリスマスの場面では一転して「ごめんね、みぃたん」と娘を抱き寄せる。梨花にもまた、みぃたんには決して明かすことのできない嘘があったのだ。「笑っていれば、いろんなラッキーが転がり込むの」とみぃたんに声をかける梨花には、もはや魔性の女の一面は見られない。
秘密を抱え生きた2組の親子の人生が1つに交わるとき、感動が頂点に
本作品は、令和最大のベストセラーである瀬尾まいこの原作小説の映画化。
血の繋がらない親の間をリレーされ、4度も苗字が変わった森宮優子(永野)は、訳あって、料理上手な義理の父親・森宮さん(田中)と2人暮らし。今は卒業式でピアノを弾く「旅立ちの日に」を猛特訓中だが、将来のこと、恋のこと、友だちのこと等、上手くいかないことばかり。
一方、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原)は、泣き虫な娘のみぃたん(稲垣)に精一杯愛情を注ぎ、共に暮らしていた。しかしある日突然、娘を残して姿を消してしまう……。
全く違うはずの2つの物語が繋がったとき、驚きと共に今年最大の感動が訪れる本作品。事前に鑑賞した人の92.8%が泣いた(ワーナー・ブラザース調べ)とされ、書店員からも「登場人物のほとんどが優しいので見終わった後、自分も優しい気持ちになれました」「原作も素敵な物語でしたが、映画のラストも衝撃的で涙が止まらなかった」「血のつながりではない、壮大な愛に満ち溢れた作品だった」といった声が寄せられている。
『そして、バトンは渡された』は、10月29日に全国公開される。
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