世界映画史が誇る4作品がデジタルリマスターで甦る!
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12・25から開催「奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー セレクション」ポスタービジュアル&予告編公開
「20世紀の至宝」と謳われ、世界映画史が誇る孤高の映画作家カール・テオドア・ドライヤー監督の特集上映「奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー セレクション」を全国にて開催、その初日が12月25日に決定し、ポスタービジュアルと予告編が公開された。
1889年2月3日にデンマーク・コペンハーゲンで生まれ、79年の生涯で長編14作品を発表したカール・テオドア・ドライヤー。人間、特に女性の心の本質をフィルムで見つめ続けた、孤高の映画作家だ。
常に独創的で革新的な作品を生み出し、ジャン=リュック・ゴダールを筆頭とした世界の巨匠たちからアルノー・デプレシャンら現代の先鋭たちまで多大なる影響を与え、国や世代を超えて今なお敬愛されている。
本特集は、すべてデジタルリマスタリングされた素材での上映となり、上映作品は“人間”ジャンヌ・ダルクを描いた無声映画の金字塔的作品『裁かるゝジャンヌ』(28年)、魔女狩りが横行した混沌の時代を映し出した衝撃作『怒りの日』(75年)、家族の葛藤と信仰の真髄を問い、ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞した代表作『奇跡』(54年)、愛を探し求め続けた1人の女性の姿を完璧な様式美の映像で捉えた遺作にして集大成的作品『ゲアトルーズ』(64年)の4作品をラインナップ。
『裁かるゝジャンヌ』は2015年にフランスのゴーモン社によってデジタル修復された素材によるもので、特集上映「ゴーモン 珠玉のフランス映画史」以来の貴重な上映、『怒りの日』『奇跡』『ゲアトルーズ』においては、新素材での上映は今回が劇場初となる。
映画評論家・蓮實重彦氏「彼の作品をすべて見ていなければ、映画について語る資格はない」
また映画評論家・蓮實重彦氏よりコメントが到着した。「古典的であることが奇跡のように前衛性に通じてしまうドライヤーの作品は、どれもこれもが傑作である。あえて1本というなら『奇跡』を挙げようが、彼のすべての作品を見ていなければ、映画について語る資格はないと断言したい」と寄せている。
公開された予告編では、蓮實氏のコメントともに、各作品の荘厳で重厚な劇伴にあわせ上映4作品を紹介、ポスタービジュアルは、『裁かるゝジャンヌ』より主人公ジャンヌを演じたルネ・ファルコネッティの物憂げな表情を大胆に配し5色のグラデーションで彩ったビジュアルとなった。
「奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー セレクション」(http://www.zaziefilms.com/dreyer2021)は、シアター・イメージフォーラムほか全国で順次開催される。
ポストカードセット付き4回券はシアター・イメージフォーラムにて発売中、11月2日よりメイジャー・ネット通販でも販売開始となる。
■カール・テオドア・ドライヤー(Carl Theodor Dreyer, 1889年2月3日~1968年3月20日):1889年2月3日、コペンハーゲンでスウェーデン人の母のもとに私生児として生まれる。経済的理由から養子に出され学校卒業後は通信電話会社勤務を経てジャーナリストとして活動、手掛けた映画評が大手映画会社の目に留まったことから脚本執筆を開始。1919年に『裁判長』で監督デビュー、デンマーク・スウェーデン・ドイツ・ノルウェーと様々な国で制作を続け『あるじ』(25年)のフランスでの大ヒットが『裁かるゝジャンヌ』制作へと繋がる。しばしば困難に見舞われながらも、『奇跡』がヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞。切望していた「ナザレのキリスト」映画化実現を目前に控えた 1968年3月20日に息を引き取る。享年79。
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