西島秀俊、監督との出会いは「披露宴みたいですけど運命的なものを感じた」
命を懸けて映画を愛する男の壮絶なまでの生き様を描いた『CUT』。この映画が12月17日に公開となり、シネマート新宿で行われた初日舞台挨拶にイランの名匠アミール・ナデリ監督と西島秀俊が登壇した。
西島は「2005年に監督と出会って『日本に革命を起こしたいんだ』と言われました。この映画が先日(11月23日)東京フィルメックスで初めて日本で上映された後、映画制作者だけでなく、ミュージシャンやアートに携っている方、アートを愛している方々から『この映画を応援したい』『新しいことを一緒にやっていきましょう』という連絡をいただいた。何か新しいことがここから始まるんだと実感しています」と挨拶。
ナデリ監督は「西島さんとプロデューサーとこの2年間、毎日この作品のために努力してきました。西島さんの才能と勇気とハートなくしてはこの映画を作ることはできませんでした。今日がどれほど素晴らしい日か言葉では表わせません。今までの西島さんとは全く違う面をこの映画でお見せできることでしょう。私を信頼し、それを叶えてくれた西島さんを誇らしく思います」と語った。
2人の言葉にあるように、本作は2005年の東京フィルメックスで西島とナデリ監督が出会い、意気投合したことから生まれた作品。結婚式の披露宴のように互いの第一印象を聞かれた西島は、「鋭い目をした方で、一目ですごいエネルギーを発している方だと思いました。本当に披露宴みたいですけど(笑)、僕は運命的なものを感じたし、監督も同じことを感じてくれたようで、すぐに『一緒に映画を作ろう』と言われました」と振り返った。
一方のナデリ監督は「お互いにこの瞬間を待っていたのではないかと思う出会いでした。お互いのことは知らなかったし、話す言葉も違いましたが、出会った瞬間から長く知っているような感覚がありました」と語った。
この日はサプライズで、本作で引用される100本の映画タイトルが入っているクッキーが2人にプレゼントされた。クッキー好きのナデリ監督は「ありがとう」と叫んで大喜び。監督は『市民ケーン』のクッキーを、西島は『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』のクッキーを手にし、マスコミ向けのフォトセッションに臨んだ。
最後に西島は「今、この作品の上映館がどんどん増えていると聞いています。今の僕の一番の夢は『CUT』がシネコンにかかって、シネコンで舞台挨拶をすることです。ぜひこの映画と一緒にみなさんとまたお話しできる機会があればと願っています」と映画をアピールしていた。
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