小野賢章、ゲイを隠して彼女を持ってみる『彼女が好きなものは』ナレーションに!
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「他者を理解する」とのテーマに沿ったバリアフリーな上映手法
ゲイであることを隠しながら生活する男子高校生とBL好きの女子同級生の恋愛を通じて、“ふつう”という価値観とのギャップに向き合う男女の姿を描いた映画『彼女が好きなものは』が、12月3日公開される。このたび、『ハリー・ポッター』の吹き替えから声優に取り組み、ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』でMr.ファーレンハイト役を演じた小野賢章が、「音声ガイド」ナレーションを務めることがわかった。
小野は、映画にそっと寄り添えるような雰囲気を意識して収録に臨んだといい、「ドラマ版にも出演し、映画にもこういう形で参加できて光栄です。色んなことを考えさせられる、とても素敵な青春映画になっています」とアピールした。
「音声ガイド」とは、映像が見えない・見えづらい人でも映画を楽しめるように言葉で説明するガイド。アプリ「UDCast」を使えば、誰でも聞きながら映画を楽しめる。また、監督が監修し、作品の理解を深めるためのリピート鑑賞にも活用できる。
さらに本作品は、耳が聞こえない・聞こえづらい人のための「バリアフリー日本語字幕」付きの上映も予定されている(公式HP https://kanosuki.jp で告知)。
他者を理解するために「相手を知ること」「想像すること」という本作品が描くメッセージを、こうしたバリアフリーな上映手法でも提供する試みだ。
ゲイの男子高校生とBL好き女子高生“カップル”の行方は…?
本作品は、ゲイの男子高校生とBL好きの女子高生の恋愛と悩みを描いた物語。
高校生の安藤純(神尾楓珠)は、自分がゲイであることを隠して日々を過ごしている。ある日、書店でクラスメイトの三浦紗枝(山田杏奈)がBLマンガを購入しているところに遭遇。紗枝は「誰にも言わないで欲しい」と純に口止めをするのだが、彼女は純がゲイであることは知らなかった。純には妻子ある同性の恋人・誠(今井翼)がいるが、これきっかけに純と紗枝は急接近。紗枝の友人たちとダブルデートをしたり、クラスメートたちと遊園地で遊んだりと仲を深めるうちに、純は紗枝から告白をされる。そこで純は、「自分も“ふつう”に女性と付き合い、“ふつう”の人生を歩めるのではないか?」という一縷の望みをかけて紗枝と付き合うことになったのだが……。
『彼女が好きなものは』は、12月3日に全国で公開される。
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