現在、日本でも大ヒット中の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』。その監督をつとめているのは『Mr.インクレディブル』などの3DCGアニメ映画を監督したブラッド・バードだ。実はここ数年、バードのようにアニメ映画の監督を経て、実写映画の監督としてデビューするケースが増えている。
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その先鞭をつけたのがアンドリュー・アダムソンだ。アダムソンは初監督作となる『シュレック』でアカデミー賞長編アニメ映画賞に輝くと、続いて監督した『シュレック2』が全米で興収4億4122万ドル(約350億円)の大ヒット。それまでアニメ映画として歴代全米興収トップだった『ライオン・キング』を抜き、アニメ映画としてはトップ、実写映画を含めても歴代5位に入る好成績を記録した。
そのアダムソンが実写映画の監督に初挑戦したのが2005年公開の『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』。この映画は全米で興収2億9171万ドル(約233億円)を稼ぎだし、05年の全米興収第2位を記録。アニメ出身の監督が、実写でも成功を収められることを証明して見せた。
一方のバードは、手描きアニメ映画『アイアン・ジャイアント』で監督デビュー。続いて監督した3DCGアニメ映画『Mr.インクレディブル』と『レミーのおいしいレストラン』で、共にアカデミー賞長編アニメ賞に輝いた実力者だ。
両監督に共通しているのがアカデミー賞長編アニメ賞受賞など、ドラマ作りに定評があることと、興行面でも大成功を収めていること。『Mr.インクレディブル』は全米興収2億6144万ドル(約209億円)、『レミーのおいしいレストラン』も全米興収2億644万ドル(約165億円)と大ヒットを連発しているのだ。
加えて、『ミッション:インポッシブル〜』や『ナルニア国物語〜』が、視覚効果を駆使した作品であることも見逃せない。CGアニメで培った視覚効果のスキルを実写映画にも生かせるからだ。
では、2012年に注目の監督は誰なのか? それが、滅亡の危機に瀕した神秘の惑星「バルスーム」を舞台に、愛する妻と娘を失った地球の男ジョン・カーターの驚異の戦いを描いた『ジョン・カーター』(4月13日公開)で実写映画の監督デビューをはたすアンドリュー・スタントンだ。
スタントンは監督をつとめた『ファインディング・ニモ』と『ウォーリー』でアカデミー賞長編アニメ賞を受賞。『ファインディング・ニモ』が全米興収3億3971万ドル(約271億円)、『ウォーリー』が全米興収2億2380万ドル(約179億円)を記録するなど、興行的にも大成功を収めており、前述の2人と肩を並べる実力者。彼ら、3DCGアニメ映画出身の監督たちからは、今年も目が離せない!
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